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やせる目的のGLP-1薬、ケトーシスで救急搬送の例も 厚労省が適正使用を改めて呼びかけ、日本肥満学会は「危ないサイン」を公表

厚生労働省は2026年10月14日、糖尿病や肥満症の薬「GLP-1受容体作動薬」などの適正な使い方を、医療機関に改めて知らせるよう自治体に求めた。美容ややせる目的で使った人に、ケトーシスと呼ばれる状態などの副作用の報告が出ているためだ。日本肥満学会は、救急搬送や入院の例も報告されているとして、注意すべき症状を示した。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月21日 08:01・ 読了 約4分
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サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●厚生労働省が10月14日、糖尿病や肥満症の薬「GLP-1受容体作動薬」などの適正な使い方を、医療機関に改めて知らせるよう自治体に求めた
  • ●美容ややせる目的で使った人で、ケトーシスなどの副作用の報告が出ている。日本肥満学会は、救急搬送や入院の例が国内外で報告されているとした
  • ●学会は、甘酸っぱい口臭や吐き気、強いだるさなどを「危ないサイン」に挙げ、薬と食事制限をやめて、すぐに受診を考えるよう呼びかけた
じぶんごと

美容クリニックなどの「医療ダイエット」でGLP-1の薬を使っている人や、考えている人に直接関わる。極端な食事制限や糖質制限と組み合わせるのは避けたい。吐き気やだるさを「薬のよくある副作用」「食べていないから」と思い込まず、いつもと違う症状があれば医療機関に相談したい。そもそも、自分にとって減量が必要かどうかを、まず考えることも大切だ。

この先どうなる

厚生労働省は6月にも、これらの薬の適正な使い方や、広告で禁じられていることを通知している。病気のない人がやせる目的で使う例が増えるなか、国と学会が注意を強めている。

厚生労働省は2026年10月14日、2型糖尿病や肥満症の治療薬として認められている「GLP-1受容体作動薬」と「GIP/GLP-1受容体作動薬」の適正な使い方を、医療機関に改めて知らせるよう、都道府県などに通知した。美容ややせる目的で使った人に、ケトーシスと呼ばれる状態などの副作用の報告が出ているためだ。通知によると、日本肥満学会も10月3日付で、安全な減量について注意を呼びかける声明を周知している。

何が起きているのか

GLP-1受容体作動薬などは、食欲を抑える働きなどがあり、2型糖尿病や肥満症の治療に使う薬だ。日本肥満学会の声明では、ウゴービ、オゼンピック、リベルサス、トルリシティ、マンジャロ、ゼップバウンドといった薬が挙がっている。

厚生労働省によると、これらの薬を、認められた病気の治療ではなく、美容ややせる目的で使った場合に、ケトーシスなどに関わる副作用の報告を受けている。薬との因果関係は分かっていないとしたうえで、学会の声明とあわせて、医療機関に改めて知らせるよう求めた。

日本肥満学会によると、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の副作用のデータベースには、これらの薬を使っている間に起きたケトーシスやケトアシドーシスが多数報告されている。以前は、糖尿病の治療が適切でない場合に起きることが知られていたが、最近は、糖尿病や肥満症のない人がやせる目的で使い、脱水や低血糖とともに起きる例の報告が増えているという。救急搬送や入院に至った例も、国内外で報告されている。

学会は、薬そのものの副作用だけでなく、薬を使いながら過度な食事制限や急な減量をすることが、発症に関わっていると考えられるとしている。

ケトーシスとは

学会の説明によると、極端な食事制限や炭水化物の不足で、体の中で脂肪の分解が進むと、「ケトン体」という物質が増える。使いきれないほど増えて血液の中にあふれた状態がケトーシスだ。ケトン体は酸性の物質で、さらに増えて血液が酸性に傾いた重い状態をケトアシドーシスという。吐き気や腹痛、強いだるさ、意識の障害などが起き、急いで治療が必要になる。

ガソリンが切れた車が、非常用の燃料で無理に走り続けるうちに、エンジンを傷めてしまうようなものだ(TECHNOVAの見方)。

「危ないサイン」

日本肥満学会は、次のような症状は、ケトーシスに関わる状態のサインの可能性があるとしている。その場合は、薬と食事制限をすぐにやめ、早めに医療機関を受診することを考えるよう求めている。

  • 口臭の変化: いつもと違う、甘酸っぱい口臭が出た
  • むかつき、吐き気、腹痛: 薬の副作用でも起きるが、ケトーシスの代表的な症状でもある。薬のせいだけだと決めつけない
  • 食事や水分がとれない: 食べようとしても受け付けない、水も飲めない
  • 強いだるさ: 「食べていないから元気が出ないだけ」と思い込まない
  • 意識がぼんやりする、息が速く深い、息苦しい: 重いケトアシドーシスの可能性がある。命に関わることもあり、救急車を呼ぶことも含めて、すぐに受診を考える

学会は、過度な食事制限や糖質制限をしながらこれらの薬を使うことは、絶対に避けるよう求めている。お酒の飲みすぎや、SGLT2阻害薬という別の糖尿病の薬との併用も、リスクを高めるとして注意を呼びかけている。

減量そのものにも注意

学会は、食べることは、息をすることや水を飲むことと同じく、生きていくために欠かせない行動で、食事を減らしてやせること自体に一定のリスクがあるとしている。体重が少なすぎると、骨が弱くなったり、月経が乱れたり、貧血や筋肉の衰えが起きたりする。まず、自分にとって減量が医学的に適切かどうかを判断すべきだという。

これらの薬は、肥満症や2型糖尿病の人で試験が行われ、治療の利益がリスクを上回ると判断されて認められた。学会は、病気のない人では、食欲が抑えられても、副作用の種類や重さが違う可能性があるとしている。吐き気や下痢、便秘、腹痛などの副作用が多く、すい臓の炎症(膵炎)や腸がつまる病気(イレウス)などの重い副作用も心配されている。

日本ではどうなるのか

今回の通知と声明は、日本国内に向けたものだ。厚生労働省は6月16日にも、これらの薬の適正な使い方や、広告で禁じられていることについて通知している。今回、改めて医療機関に知らせるよう求めた。

まとめ

やせる目的でGLP-1の薬などを使った人に、ケトーシスなどの副作用の報告が出ていて、厚生労働省が適正な使い方を改めて呼びかけた。日本肥満学会は、過度な食事制限と組み合わせないこと、甘酸っぱい口臭や吐き気、強いだるさなどのサインに気づいたら、薬と食事制限をやめて受診を考えることを求めている。体のことで迷ったら、自己判断せず医師に相談したい。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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