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魚に多く含まれるヒ素の一種「アルセノベタイン」が高血圧と関係か 名古屋大が2,676人を調査、マウスでも血圧が上がる

名古屋大学などの研究グループは、魚に多く含まれるヒ素の一種「アルセノベタイン」が、高血圧と関係する可能性があると発表した。日本の住民2,676人を調べると、高血圧の人ほど尿の中のアルセノベタインが多かった。マウスに4週間与えると、血圧が上がった。これまで毒性が低いと考えられてきた成分だ。研究グループは、魚には体によい成分も多いとして、魚に偏らない食事を勧めている。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月22日 08:35・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●名古屋大学などが、魚に多く含まれるヒ素の一種「アルセノベタイン」が、高血圧と関係する可能性を見つけた
  • ●日本の住民2,676人の尿を調べると、アルセノベタインが多い人ほど高血圧の人の割合が高かった。マウスに4週間与えると、血圧が上がった
  • ●これまで毒性が低いと考えられてきた成分で、魚を食べるのをやめるべきだという話ではない。研究グループは、魚に偏らない食事を勧めている
じぶんごと

魚をよく食べる人にとって気になる結果だが、魚を避ける必要があるという話ではない。魚には、体によい油のオメガ3脂肪酸など、健康によい栄養も多い。研究グループは、魚だけに偏らず、いろいろな食品を組み合わせて食べることが大切だとしている。血圧が気になる人は、まず塩分のとりすぎに気をつけたい。

この先どうなる

研究グループは今後、アルセノベタインがどのようなしくみで血圧を上げるのかを調べる。魚がもたらす健康によい点と、アルセノベタインの隠れたリスクの両方を考えた研究を進めるという。今回の結果は、関係の強さを調べたもので、魚を食べると高血圧になると確かめたものではない。

名古屋大学などの研究グループは2026年10月20日、魚に多く含まれるヒ素の一種「アルセノベタイン」が、高血圧と関係する可能性があると発表した。研究には、藤田医科大学や金城学院大学も加わった。成果は国際的な学術誌「Environment International」に載った。

ヒ素にもいろいろな種類がある

ヒ素は、体に害のある元素として知られる。ただ、ヒ素には、ほかの元素とのつながり方が違う、いろいろな種類がある。種類によって、体への影響は大きく違う。

アルセノベタインは、魚や貝、エビ、カニなどに多く含まれるヒ素の一種だ。名古屋大学によると、これまで毒性は低いと考えられてきた。

研究グループはこれまでに、魚をよく食べる人は、血液の中のヒ素の量が多く、高血圧になりやすい可能性を報告していた。ただ、どの種類のヒ素が高血圧に関わるのかは分かっていなかった。血液の中のヒ素は量が少なく、種類ごとに測るのが難しかったからだ。

尿を調べ、マウスでも確かめた

そこで研究グループは、尿に含まれるヒ素を種類ごとに測った。調べたのは、日本の住民を長く追う研究(J-MICC研究)に参加した2,676人だ。

  • 高血圧との関係: 尿の中のヒ素を4種類に分けて調べると、アルセノベタインが多い人ほど、高血圧の人の割合が高かった。ほかの3種類のヒ素では、はっきりした関係は見られなかった
  • どこから入るのか: 食事が、尿の中のアルセノベタインの量にいちばん大きく関わっていた。中でも、魚の身をよく食べる人で多かった。海藻やイカ、タコ、エビ、カニをよく食べる人でも多かった
  • つながり: 魚の身を食べる回数と高血圧の関係の一部は、アルセノベタインが増えることを通じている可能性が示された
  • マウスの実験: 人が魚から取る量をもとにした量のアルセノベタインを、マウスに4週間与えると、与えないマウスより、血圧(上の血圧)がはっきり上がった

魚を避けるべき、という話ではない

名古屋大学は、魚にはオメガ3脂肪酸をはじめ、健康によい栄養も多く含まれると強調している。そのため、魚だけに偏ることなく、いろいろな食品を組み合わせて、バランスのよい食事をとることが大切だとしている。

今回の住民の調査は、ある時点の尿の成分と高血圧の関係を見たものだ。アルセノベタインが高血圧を引き起こすと確かめたものではない。研究グループは、今後、血圧が上がるしくみを調べるとしている。

かんたんに言うと

体によいと言われる食べ物にも、気をつけたい成分が少し入っていることがある。今回は、魚に入っている「ほぼ無害」とされてきた成分が、血圧を上げる側に働いているかもしれない、という手がかりが見つかった段階だ。薬にも食べ物にも、よい面と気をつけたい面がある。どちらかだけを見て、極端に食べ方を変えないことが大切だ(TECHNOVAの見方)。

日本ではどうなるのか

寿司や焼き魚など、日本人にとって魚はなじみのある食べ物だ。今回の調査も、日本の住民を対象にしている。

高血圧の代表的な原因は、塩分のとりすぎだ。名古屋大学も、食塩をとりすぎることが高血圧の代表的な原因だとしたうえで、ほかにも、ごく少ない量の元素が血圧に影響する可能性が報告されていると説明している。血圧が気になる人は、まず減塩を心がけ、医師に相談したい。

まとめ

名古屋大学などは、魚に多く含まれるヒ素の一種、アルセノベタインが、高血圧と関係する可能性を示した。日本の住民2,676人の調査とマウスの実験の両方で、関係を裏付ける結果が出た。ただ、魚には健康によい栄養も多く、研究グループは魚に偏らない食事を勧めている。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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