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月の半径、この4億〜8億年で約45m縮んだと推定 1万以上の若い断層から米研究チーム

米スミソニアン国立航空宇宙博物館などの研究チームは、月の表面にある1万以上の若い断層を地図にし、月の半径がこの4億〜8億年で約45m縮んだと推定した。冷えて縮む月では、月震がどこでも起こりうるという。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 02:59・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: NASA/GSFC/Arizona State University / NASA「Shrinking Moon May Be Generating Moonquakes」(2019年5月13日)(NASA IMAGES AND MEDIA USAGE GUIDELINES)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●月の表面にある1万以上の若い断層を地図にし、縮んだ量を見積もった
  • ●半径はこの4億〜8億年で約45m縮んだと推定。今も続くとみられる
  • ●断層は月全体に散らばり、月震はどこでも起こりうる。地殻の厚い所は断層が少ない
じぶんごと

日本も加わる月面探査で、人が長くとどまる場所を選ぶときに、どこが揺れにくいかを考える手がかりになる研究だ。

この先どうなる

断層が今も動いているかを確かめるには、新しい地震のデータが要る。NASAの研究者は、月全体で地震を測る必要があるとしている。

米スミソニアン国立航空宇宙博物館は2026年10月14日、月が冷えて縮んできた量を見積もった研究を発表した。月の半径は、この4億〜8億年でおよそ45m小さくなったと推定している。論文は同日、米国天文学会の学術誌「The Planetary Science Journal」に載った。

何が発表されたのか

研究を率いたのは、同博物館の名誉研究員トーマス・ワッターズ氏だ。NASAの月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」のカメラの画像で、月の表面にある若い断層の跡を地図にした。

跡は2種類ある。白っぽい高地にある崖のような地形が8,900以上、黒っぽい平原「海」にある細いしわが2,000以上だ。合わせて1万を超える。

論文は、断層から表面の広さがどれだけ縮んだかを割り出し、半径にして約42〜46mとした。縮みのほとんどは高地の断層によるという。速さが一定だったとすると、100万年で約6〜11cm、1年で約0.1マイクロメートルになる。地球のプレート(地面をおおう岩の板)が動く平均の速さ、年に約1.5cmよりずっと遅い。

かんたんに言うと

月の中はまだ熱く、ゆっくり冷えている。冷えると縮むので、月も少しずつ小さくなる。NASAは、ブドウがしぼんで干しブドウになるときのしわにたとえる。ただ月の表面は硬くてもろいため、しわの代わりに割れて、片側がもう片側に乗り上げる。これが今回数えた断層だ。

地球の表面は15枚を超えるプレートに分かれ、地殻の動きや地震の約9割がその境目に集まる。月は1枚の殻のような天体で、断層は月全体に散らばる。このため発表は、月震(月の地震)が月のどこでも起こりうるとしている。

月震と、月面の拠点への影響

論文は、縮みで地殻にかかる力が、記録された浅い月震から見積もった値と合うとした。発表によると、地殻が最も厚い場所は断層が最も少なく、最も安定している可能性がある。

NASAによると、アポロ計画で置いた地震計は、1969〜1977年に浅い月震を28回記録した。ワッターズ氏らは2024年1月、別の論文で月の南極付近を調べた。当時アルテミス3号の着陸候補とされた地域の一部にも、若い断層があった。ワッターズ氏はその際、断層の分布などを「月の恒久的な拠点の場所と安定性を計画するときに考えるべきだ」と述べている。

論文が示す限界

  • 約45mは若い断層から見た、月の歴史の後半の縮みで、生まれてからの縮み全体ではない。速さも、一定だったと仮定した計算だ
  • 月の熱の歴史のモデルは、もっと大きな縮みを予想していた。論文は、厚くすき間の多い地殻が熱を閉じ込めた可能性を挙げつつ、硬い外側の層が断層をおさえていたという別の説明も示している
  • 断層が今も育ち、新しくできていることは、ワッターズ氏も「続いているとみられる」と述べるにとどめている

日本ではどうなるのか

この研究に日本の機関は加わっていない。日本は2024年4月、NASAと「与圧ローバによる月面探査の実施取決め」に署名した。NASAはアルテミス計画で、日本人宇宙飛行士に月面着陸の機会を2回提供する。日本は与圧ローバ(人が乗り込める気密の探査車)を提供して運用する。

まとめ

月は冷えるにつれて、今も少しずつ縮んでいるとみられる。今回の研究は、その量を半径で約45mと見積もった。断層や月震の場所を知ることは、月で長く活動するときの場所選びにつながりそうだ。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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