英語学習アプリ「abceed」に不正アクセス 10,834アカウントの情報が漏えいのおそれ
英語学習の「abceed」を運営するGlobeeは10月20日、不正アクセスを受けたと発表した。10,834アカウントのメールアドレスとハッシュ化されたパスワードが漏れた可能性がある。通知を受けた人にはパスワードの変更を求めている。
IT- ●英語学習のabceedの関連システムに不正アクセス
- ●10,834アカウントのメールアドレスなどが漏れたおそれ
- ●通知が来た人は、使い回していない新しいパスワードに
abceedを使っている人、とくにGlobeeから個別のメールが届いた人は、パスワードを変え、同じパスワードを使うほかのサービスも見直したい。
Globeeは原因と影響の範囲を調べ続けており、新たに分かったことがあれば知らせるとしている。業績への影響も精査中だ。
英語学習サービス「abceed」を運営する株式会社Globeeは2026年10月20日、abceedの関連システムが第三者から不正アクセスを受け、利用者の個人情報の一部が漏えいした可能性があると発表した。10月22日には、利用者に向けたお知らせも出している。
何があったのか
Globeeは10月17日、関連システムへの不正アクセスを検知した。調べたところ、関連システムの「設定等」を悪用した不正アクセスだったという。どの設定に、どんな問題があったのかは明らかにしていない。この件による不正な利用などの影響は、引き続き調べている。
abceedは、Globeeが「AI英語学習アプリ」として提供している英語学習のサービスだ。学校向けの「abceed for school」もある。お知らせでは、利用者に加えて、関係する学校や企業にもおわびしている。
漏れたおそれがある情報
今の時点で、Globeeが個別の通知を進めているアカウントについて、漏れたおそれがある情報と数は次のとおり。
- ユーザー名: 90アカウント
- メールアドレスとハッシュ化されたパスワード: 10,834アカウント
90アカウントは、10,834アカウントの中に含まれる。数字はアカウントの数で、実際の人数は確かめられていないという。
かんたんに言うと
「ハッシュ化」は、パスワードを決まった計算で別の文字の並びに置き換えて保存するやり方だ。野菜をミキサーにかけると元の形に戻せないように、変えたあとの値から元のパスワードはそのまま読み取れない。Globeeもそう説明している。それでも、アカウントを守るため、対象の利用者にはパスワードの変更を頼んでいる。
Globeeの対応
Globeeは、見つかった不正アクセスの経路をふさぎ、問題の機能を止めて、アクセスの権限を見直した。関連するシステムの認証情報(システムに入るための鍵にあたる情報)も変え、不正な利用が疑われるログインの状態を解除した。個人情報保護委員会に報告し、対象の利用者には電子メールで個別に連絡を進めている。止めた機能が何かは明らかにしていない。
利用者がやること
- パスワードについて個別の通知を受け取った人は、対象のアカウントのパスワードを、ほかのサービスで使っていない新しいものに変える。同じパスワードをほかのサービスでも使っているなら、それぞれ別の新しいパスワードに変える。
- Globeeや関係する企業を装った不審なメールに注意する。心当たりのない連絡にあるURLや添付ファイルは開かず、公式アプリや公式サイトから確かめる。
- Globeeがメールや電話で、パスワードやクレジットカードの情報を尋ねることはないという。
この件の問い合わせは、Globeeのメールアドレス(support@globeejphelp.zendesk.com)で受け付けている。
まとめ
漏れたおそれがあるのは1万件あまりのアカウントで、ハッシュ化されたパスワードも含まれる。通知を受け取った人はパスワードを変え、そうでない人も、Globeeや関係する企業を装った不審なメールには気をつけたい。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。