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9900万年前の琥珀に、トカゲが自ら切ったとみられるしっぽ テルアビブ大などが報告

テルアビブ大学などの研究チームが、約9900万年前の琥珀に入ったトカゲのしっぽを調べ、切り口の筋肉の形から、身を守るために自分で切り離したものとみられると報告した。背骨のある動物の化石で初めての直接の証拠だとしている。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 07:58・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●約9900万年前の琥珀に、体から離れたトカゲのしっぽが入っていた
  • ●切り口に、自分でしっぽを切ったときにできる筋肉の輪が残っていた
  • ●どの仲間のトカゲかは決められず、しっぽの骨も見分けられなかった
じぶんごと

トカゲがしっぽを切って逃げる、身近な身の守り方。それが恐竜のいた時代の森で、すでに使われていたことを示す手がかりになる。

この先どうなる

研究チームは、同じ種の全身の化石が見つかれば、どの仲間かをもっと確かに決められるとしている。しっぽが生え直す仕組みの起源を探る手がかりにもなりそうだ。

イスラエルのテルアビブ大学などの研究チームは、約9900万年前の琥珀に入っていたトカゲのしっぽを調べた。身を守るために自分で切り離したものとみられると報告している。論文は2026年10月8日、学術誌「Palaeontologia Electronica」に載った。研究チームは、背骨のある動物の化石で、しっぽを自分で切ったことを示す初めての直接の証拠だとしている。

トカゲの「しっぽ切り」とは

敵に襲われたトカゲが、しっぽを自分で切り離して逃げることを「自切(じせつ)」という。切れたしっぽは動き続けて、敵の気を引く。論文によると、今のトカゲでいちばん広く見られる身の守り方で、7,000を超える種のうち数千種が使うとみられる。

自切するトカゲのしっぽの骨には、もともと切れやすい「破断面」がある。トカゲはそのまわりの筋肉を縮めて、そこで切り離す。切り取り線の入ったチケットを、決まった場所でちぎるようなものだ。ただ、しっぽを失うと、走る力や成長、子づくりなどに響くという。

これまでは、化石の骨の破断面から自切が「できた」とは推し量れても、実際に切ったかまでは分からなかった。

琥珀に何が残っていたのか

調べたのは、幅18mmの琥珀に入った、体から離れたしっぽの一部だ。琥珀が濁っていて顕微鏡では見えにくいため、マイクロCT(X線で細かく撮って立体の像にする装置)を使った。表面には、瓦のように重なったうろこが残っていた。

どうして「自分で切った」とみたのか

切り口は、なめらかで平らな面だった。そのまわりを、筋肉の仕切りがくさび形に並んだ輪が囲んでいた。論文は、今のトカゲが自切したときの切り口の形と合うとしている。今のトカゲでは、この輪は自切のときにでき、死んだあとにちぎれたり、敵に食べられたりしてもできないとされる。

切り口は左右対称で、しっぽの向きにほぼ直角だった。けがでちぎれたときに出る、割れやねじれ、つぶれ、うろこの裂けもなかった。研究チームは今の3種類のトカゲの自切したしっぽと見比べ、事故やけがで切れた可能性を除けるとしている。

論文が書く限界

しっぽしかないため、トカゲやヘビの仲間(有鱗目)とは言えても、どの科かは決められなかった。うろこの形などから、カナヘビの仲間か、オオトカゲなどの仲間の可能性を「仮に」挙げるにとどめた。しっぽの中は鉱物に置き換わって骨が見分けられず、骨の破断面があるかも確かめられていない。

しっぽの中ほどの別の傷は自切ではなく、敵に襲われたときの傷か、死骸をあさる動物にかじられた跡などとみられる。琥珀に入った経緯は2通り考えられるという。樹脂にくっついたトカゲがしっぽを切って逃げたか、襲われて切れたしっぽを敵が樹脂に落としたかだ。どちらかは決めていない。

産地はミャンマー北部

琥珀はミャンマー北部カチン州のフーコン渓谷のものだ。この地域の琥珀について、古脊椎動物学会(SVP)は2020年、軍が採掘を押さえて武力衝突が起き、国外に密輸されていると指摘した。学術誌には、一定の時期より後に入手した標本の論文を載せないよう求め、入手の経緯を書類で残す指針も出している。

論文によると、標本は2022年に業者から合法的に入手した。業者は、2017年より前に入手された標本だと書面で認めている。標本は大学の博物館が保管し、研究者が調べられる。

日本では

日本の研究機関は加わっていない。論文は無料で読めるが、要旨の日本語訳はない。

まとめ

研究チームは、琥珀に残った切り口を、しっぽ切りが約9900万年前の森ですでに使われていた直接の証拠とみる。しっぽが生え直す力に関わる遺伝子も、そのころまでにあった可能性があるという。どの仲間のトカゲかは、まだ分かっていない。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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