記事を検索
人の脳の細胞の小さなかたまりが点字を「読み分けた」 英ブリストル大、3つ組み合わせて正解率83%
英国のブリストル大学の研究チームは、人の幹細胞から育てた脳の細胞の小さなかたまり(脳オルガノイド)に、点字の26文字を触覚センサーで読み取った信号を電気で送り、その反応から文字を見分けられることを示した。1つでは正解率61%、3つの反応を合わせると83%になった。論文は2026年10月16日、学術誌「Frontiers in Artificial Intelligence」に載った。
名古屋大学、ALSの進行の違いに手がかり アルツハイマー病関連の変化を研究
名古屋大学などは、ALS患者の脳脊髄液に含まれるタンパク質を調べた。約14%にアミロイドβの異常な蓄積を示唆する所見があり、神経損傷の指標と進行の関係に違いが見られたという。複数の指標による診断補助も検討した。
京都大学など、脳梗塞後の不整脈の早期治療と再発リスク低下の関連を報告
京都大学などは、心房細動を伴う脳梗塞の患者の診療結果を比較した。入院から8週間以内に不整脈の治療を始めた人では、脳梗塞再発などのリスクが低かったと報告。血栓を防ぐ薬に加える予防策としての可能性を示した。
来年のノートPCは値上がりか、メモリーも品薄に 調査会社TrendForce「部品の値上がりを消費者に回すおそれ」
台湾の調査会社TrendForceは、2027年のノートPCの市場について、部品の値上がりが値段に回り、買い控えで出荷が減るおそれがあるとの見方を示した。標準的なノートPCでは、頭脳のCPUとメモリー、記憶装置のSSDだけで、部品の費用の約68%を占める。AIのデータセンター向けにメモリーが回され、PC向けのメモリーは来年さらに品薄になるとみている。
外国語の発音が上達しやすい人は、脳の使い方が違う? 「耳の良い」学習者は外国語の音を、まず「音」として聞く 早稲田大など
早稲田大学などの国際共同研究チームは、外国語の発音を学ぶのが得意な「耳の良い」学習者が、外国語の音を聞くときに、脳をどう使っているかを調べた。耳の良い人は、外国語の音をすぐには「言葉」として処理せず、まず「音」そのものとして捉えている可能性が分かった。研究チームは、耳そのものを鍛える新しい外国語の学び方の開発を目指す。
MIT、胎児の脳のMRI撮影を支援するAIを開発、頭の対称性で動きを追う
MITなどは、胎児の脳のMRI撮影を支援するAI「E(3)-Pose」を共同開発した。頭の左右対称性を組み込み、動きによる画像のずれに対応する研究だ。主に妊娠後期の画像で学習しており、今後の改良も目指す。
Caltech、ハエの威嚇を支える脳の仕組みを研究、翅と脚への信号を特定
Caltechが、キイロショウジョウバエの威嚇時に翅と脚を動かす脳の仕組みを調べた。脳内の細胞のつながりを示す地図を使い、威嚇を制御する細胞群から信号を受け取る主要な神経細胞を4個特定したとしている。
名古屋大学ら、既存データでセントロメアを大規模解析する新手法を開発
名古屋大学などの研究グループが、染色体を分けるのに必要な領域「セントロメア」を既存のゲノムデータから解析する手法を開発した。3,332人のデータで個人や地域による違いを調べ、脳腫瘍との関係も解析した。
洪水の危険、動画と地図で脳の反応が違う 京都大学など、動画は「実感」、ハザードマップは「理解」に
京都大学などの研究グループは、洪水の危険を、街が水につかる様子のCG動画で見たときと、ハザードマップで見たときで、脳の反応が違うことを確かめた。動画では怖さや危険を感じる部分が、地図では記号や位置を読み解く部分が強く働いた。2つを組み合わせると、危険をよりよく伝えられる可能性がある。
QSTと北海道大学、ヒトで点眼した水の動きをMRIで追跡する技術を開発
QSTと北海道大学は、ヒトで点眼した水を酸素17のMRIで追跡する技術を発表した。眼窩から脳と一致する領域まで、水の存在を示す信号を確認したとしている。緑内障や認知症の研究への応用を期待する成果だ。
NASA、SpaceX第35次補給船が出発 人工網膜の実験装置を宇宙へ
NASA向けのSpaceX第35次商業補給ミッションが打ち上げられた。Dragonは国際宇宙ステーションへ6,300ポンド超の貨物を運ぶ。電力増強用の太陽電池や、人工網膜・脳の病気を研究する装置や材料を搭載する。
理化学研究所と東京都立大学、麻酔時に神経活動の持続性と脳領域間の連携が低下
理化学研究所と東京都立大学は、麻酔時の神経活動を調べた研究成果を発表した。ヒトを含む6種で、過去の活動の影響が早く失われる変化を確認。脳領域同士の連携も弱まる状態を「神経活動の時空間的孤立」と呼ぶ。