子どもの月齢に合った言葉で歯磨きを促すAI ドコモが未就学児向けの対話技術を開発
NTTドコモは10月27日、未就学児に月齢に合った言葉で話しかけ、歯磨きなどの生活習慣づくりを後押しするAIの対話技術を開発したと発表した。子どもがまだ分からない言葉を避けて声をかける。Android向けのアプリを開発中で、家庭での試験はこれからだ。
AI- ●子どもの月齢でまだ分からない言葉を避けて、AIが声をかける
- ●NTTの幼児の語彙のデータベースと、大規模言語モデルを組み合わせた
- ●Android向けのアプリを開発中。家庭での効果は、これから試験で確かめる
歯磨きや着替えを毎日促すのは、保護者には小さくない負担だ。すぐに使えるサービスではないが、11月のNTT R&D FORUM 2026で、アプリとの対話を試せる展示がある。
ドコモは家庭でのトライアルで、効果と使いやすさを確かめる。もっと幼い子どもの言葉を聞き取る精度も高め、子育てや知育の会社との連携も考えるという。
「歯磨き、しよう」。毎晩くり返すこの一言を、スマホの中のキャラクターが、子どもの月齢に合った言葉で代わりに言ってくれる。NTTドコモが10月27日に発表した、未就学児向けのAIの対話技術だ。
仕組みのもとは、NTTのコミュニケーション科学基礎研究所が作った幼児語彙発達データベースにある。子どもがそれぞれの単語をだいたい何か月で覚えるかを集めたデータだ。これと大規模言語モデル(LLM)を組み合わせた。LLMは、ChatGPTのような、文章を作るAIのもとになる仕組みである。保護者がアプリに子どもの月齢を登録すると、AIはその月齢ではまだ分かりにくい言葉を使わずに話しかける。
声のかけ方は、子どもの個性やふだんの会話、前にうまくできたかどうかに合わせて変える。決めた時刻に声をかけるほか、簡単なおしゃべり、その日の活動を振り返る記録、習慣をやり遂げたときに集めるシールの機能もある。言葉を作ってから音声にし、声をかけ、結果に合わせて調整するまでを自動で行う。
効果は、これから確かめる
ドコモは前に、AIが声をかける場面を想定して、合成音声への子どもの反応を小さな規模で試した。返事をしたり、歯磨きを始めたりする様子が見られたという。ただ、この試験は言葉を人の手で選んだ限られた条件で行ったもので、開発中のアプリや技術の効果を示すものではないと、ドコモ自身が断っている。
アプリはAndroid向けに開発中で、提供の時期や料金は発表されていない。ドコモは、家庭でのトライアルで効果と使いやすさを確かめる。11月18〜20日と24・25日に開かれるNTT R&D FORUM 2026では、Androidの端末でキャラクターと話せる展示を予定している。
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代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。