トップITガジェットAIロボティクスSaaSサイエンスこのサイトについて

UCLAの二足歩行ロボット、頭脳はスマホ 部品代は約400ドル

米UCLAの研究チームが、スマホを胴体に載せて歩く小さな人型ロボット「PhoneBot」の論文を公開した。スマホを除く部品代は約400ドルで、設計とプログラムも公開するという。

執筆・監修 佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆公開 更新 ・ 読了 約2分
ロボティクス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●高さ48cm、重さ1.8kgの二足歩行ロボットで、モーターは13個
  • ●カメラやセンサー、計算はスマホに任せ、部品代を約400ドルに抑えた
  • ●腕はなく、歩く訓練も平らな床だけ。今は研究と教育向けの土台だ
じぶんごと

機種変更で余ったスマホが、いつかロボットの頭脳になるかもしれない。今回の論文は学校や研究室で使う土台を想定していて、すぐ家庭に来る話ではない。

この先どうなる

研究チームは、でこぼこの地面を歩くことと、軽い腕を付けることに取り組むという。話した言葉をロボットの動きに変える研究も計画している。

引き出しで眠っている古いスマホに、脚が生えて歩き出す。そんなロボットの論文が、2026年10月6日に論文の公開サイトarXivに載った。名前は「PhoneBot」。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のデニス・ホン氏らのチームが発表した。

高さ48cm、スマホまで入れた重さは1.8kgで、人型の下半身に積んだ13個のモーターで動く。胴体の位置に載せるのがスマホだ。

カメラも計算も、スマホに任せる

人型ロボットが高くつくのは、目になるカメラや、体の傾きを測るセンサー、計算用のコンピューターを別々に積むためでもある。PhoneBotは、それをスマホ1台で済ませた。スマホのセンサーで体の傾きを読み、歩き方を決める計算もスマホの中で動かす。指示はWi-Fiで、モーターを動かす小さなコンピューターへ送る。線でつながないので、機種が違っても載せやすいという。

論文の比較では、同じくらいの大きさの研究用の人型ロボットは3,500ドルから1万3,800ドルだが、PhoneBotはスマホを除いて約400ドルで済む。工場で働く人型ロボットとは、ねらいがまったく違う。

しかも、高いスマホは要らない。チームが試した4台のAndroidスマホは、2017年の中古のHonor 9と、50〜80ドルほどで買ったプリペイドのスマホ3台で、どれも同じ機能が動いたという。

歩いて、人を追って、起き上がる

実機では、二足で歩くこと、カメラで人を追うこと、うつぶせから立ち上がることを見せた。もっとも、できないことも多い。腕はなく、歩き方の訓練は平らな床だけで、モーターの力も弱いので運べる重さも限られる。会話の部分はスマホだけでは動かず、言葉を聞き取って答えを考える処理は近くのノートパソコンが担う。アプリもAndroid版だけだ。

今回の論文は、専門家の査読を受ける前の原稿にあたる。製品として売られているわけではなく、日本での販売の話もない。ただ、設計とプログラムを公開するとしているので、部品を集めて組み立てる学校や研究室が出てくるかもしれない。

シェアXFacebookはてなLINE
執筆・監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

この記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。執筆と監修は佐々木 航が担い、公開した記事も人が確認しています。 記事の中身の責任は編集部が負い、誤りに気づいたら直して、記事の末尾に更新の行を残します。編集の方針とAIの使い方

関連記事