Rakuten HandやMiniなど楽天モバイルの4機種に脆弱性 サポート終了済みで、使い続けず買い替えを推奨
楽天モバイルが販売していたスマートフォン「Rakuten Mini」「Rakuten Hand」「Rakuten Hand 5G」「Rakuten BIG s」に、起動のときに中身が書き換えられていないかを確かめる仕組みの弱点が見つかった。脆弱性の情報サイトJVNが10月14日に公表した。4機種ともサポートが終わっていて、楽天モバイルは使い続けず、ほかの製品に替えるよう勧めている。
ガジェット- ●楽天モバイルの4機種に、起動のときの確認の仕組みの弱点が見つかった
- ●端末に触れた人が、書き換えた中身(ファームウェア)を入れられるおそれ
- ●4機種ともサポートが終わっていて、直す更新は出ない。買い替えを推奨
Rakuten Mini、Rakuten Hand、Rakuten Hand 5G、Rakuten BIG sを今も使っている人は、買い替えを考えたい。サポートが終わっていて、弱点を直す更新は出ない。端末を人に貸したり、置きっぱなしにしたりしないことも大切だ。
弱点を直す更新は出ない見込みで、楽天モバイルは使い続けないよう呼びかけている。サブの端末や子ども用などで使っている人も、早めに替えたい。
楽天モバイルが販売していたスマートフォン4機種に、起動のときに中身が書き換えられていないかを確かめる仕組みの弱点(脆弱性)が見つかった。国の脆弱性の情報サイト「JVN」が2026年10月14日に公表した。対象は「Rakuten Mini」「Rakuten Hand」「Rakuten Hand 5G」「Rakuten BIG s」のすべての版だ。4機種ともサポートが終わっていて、楽天モバイルは、使い続けずにほかの製品に替えるよう勧めている。
何が見つかったのか
Androidのスマートフォンには、電源を入れたときに、OSなどの中身が書き換えられていないかを確かめる「Android Verified Boot(AVB)」という仕組みがある。本来は、メーカーだけが持つ「鍵」を使って確かめる。
JVNによると、対象の4機種では、この確認に、Androidの開発用に公開されているテスト用の鍵が、そのまま使われていた。テスト用の鍵はだれでも手に入るので、細工した中身でも「正しいもの」として通ってしまうおそれがある。
楽天モバイルによると、端末を一時的に操作できる人が、書き換えた中身(ファームウェア)を入れられる可能性がある。そうなると、端末を乗っ取られたり、不正なプログラムを動かされたり、設定を変えられたりするおそれがあるという。
遠くからネット経由で攻撃されるものではなく、端末に直接さわる必要がある。深刻さを示す点数(CVSS)は、最新の基準で10点満点の7.0とされている。
サポートはすでに終了
楽天モバイルは、各機種のサポートのページで、2026年9月28日の時点でこの弱点が分かったと案内している。4機種とも、すでにサポートと修理の受け付けを終えている。
| 機種 | サポートが終わった日 |
|---|---|
| Rakuten Mini | 2023年11月28日 |
| Rakuten Hand | 2023年11月28日 |
| Rakuten BIG s | 2024年8月23日 |
| Rakuten Hand 5G | 2025年12月31日 |
サポートが終わっているため、弱点を直す更新は出ない。JVNと楽天モバイルは、使うのをやめて、ほかの製品に乗り換えるよう勧めている。
この弱点は、情報セキュリティの届け出の仕組みにもとづいて、松原正佳氏が情報処理推進機構(IPA)に報告し、JPCERT/CCが楽天モバイルとの調整にあたった。
かんたんに言うと
スマホは電源を入れるたびに、「中身が本物か」を、メーカーだけが知る合言葉で確かめている。ところがこの4機種は、だれでも知っている練習用の合言葉を使っていた。そのため、端末を手に取った人が、偽物の中身を本物のふりをさせて入れられるおそれがある。
日本ではどうなるのか
4機種は、楽天モバイルが日本で売っていたオリジナルのスマートフォンだ。今もこれらを使っている人は、買い替えを考えたい。すぐに替えられない場合は、端末を人に貸したり、目の届かないところに置いたりしないようにする。端末に直接さわれる人が細工できる弱点なので、中古で手に入れた端末にも気をつけたい。
まとめ
楽天モバイルの4機種、Rakuten Mini、Rakuten Hand、Rakuten Hand 5G、Rakuten BIG sに、起動のときの確認の仕組みの弱点が見つかった。サポートが終わっていて直す更新は出ないため、楽天モバイルは使い続けずにほかの製品へ替えるよう勧めている。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月14日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。