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捨てるバナナの皮でミニトマトが長持ち 九州大が「食べられる膜」を開発、売り物になる期間を20日以上に

九州大学の研究グループが、捨てられるバナナの皮の成分で、果物に塗る「食べられる膜」を作った。皮の脂質を混ぜた膜は、ミニトマトの水分が抜けたり柔らかくなったりするのを抑え、売り物としての価値を保てる期間を20日以上に延ばした。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 22:49・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●九州大が、捨てるバナナの皮の成分で、果物に塗る「食べられる膜」を作った
  • ●皮の脂質を混ぜた膜が、ミニトマトの水分が抜けて柔らかくなるのを抑えた
  • ●売り物になる期間は20日以上に。家庭での使い方は示されていない
じぶんごと

買ったミニトマトがすぐしなびたり、傷んだ野菜や果物を捨てたりした経験がある人に関わる研究だ。ただ、家庭でまねする方法は示されていない。

この先どうなる

研究者は、食品ロスを減らし、資源を巡らせる技術として発展させたいとしている。実用化の時期や費用は示されていない。

九州大学大学院農学研究院の田中史彦教授、田中良奈准教授らの研究グループは2026年10月22日、捨てられるバナナの皮から取り出した成分で、ミニトマトの鮮度を保つ「食べられる膜(食用コーティング)」を開発したと発表した。成果は、食品科学の学術誌「Food Bioscience」に2026年8月22日(現地時間)に載った。

何が発表されたのか

世界では毎年、大量のバナナの皮が捨てられている。一方で、野菜や果物が収穫の後に傷んで捨てられる食品ロスも、大きな問題だ。研究グループは、この2つを同時に減らすことをねらった。

研究では、バナナの皮から3種類の成分を取り出した。たんぱく質、多糖類(でんぷんや食物繊維の仲間)、脂質(油の仲間)だ。それぞれを、コンブやワカメなどの海藻からとれる「アルギン酸」と組み合わせ、果物の表面に塗る膜にした。論文の題によると、膜には、シナモンの香りのもとになる成分「シンナムアルデヒド」も使っている。

脂質の膜が、いちばん水分を守った

3つのうち、とくに効いたのは脂質を混ぜた膜だ。水分を通しにくい性質が高く、ミニトマトの重さが減ること、呼吸の速さ、エチレンという気体が出ること、実が柔らかくなることを抑えた。その結果、売り物としての価値を保てる期間を20日以上に延ばしたという。

論文の要旨によると、何も塗らなかったミニトマトは、15日目までに重さの減りと傷みが30%を超えた。膜を塗ったものは、どの種類でも、呼吸やエチレンが出ること、実の柔らかくなり方などを大きく抑えた。

かんたんに言うと

トマトなどの野菜や果物は、収穫した後も呼吸を続け、水分を失いながら熟していく。エチレンは、熟すのを進める働きがある植物ホルモンの一つで、気体だ。

今回の膜は、実の表面を薄くおおう「食べられるラップ」のようなものだ。九州大学の説明では、膜が水分の出入りや気体のやり取りを調整し、呼吸や熟すのをゆるやかにする。論文の要旨によると、脂質は水をはじく部分を作り、膜の中をすき間なく詰める。これが、水分を通しにくい膜になった理由だという。

家庭でまねできるのか

発表と論文の要旨には、家庭での使い方は示されていない。研究は、バナナの皮から取り出した成分で作った膜を調べたもので、皮をそのまま使う方法ではない。

研究の限界と、これから

今回の試験は、ミニトマトで行ったものだ。ほかの野菜や果物での効果や、商品化の時期・費用は、発表と論文の要旨には示されていない。

田中史彦教授は「バナナ皮はこれまで廃棄物として扱われてきましたが、実際には食品保存に役立つ多くの有用成分を含んでいます」とコメントした。そのうえで、食品ロスの削減と資源の循環の両立につながる技術として発展させたい、としている。

まとめ

九州大学は、捨てられるバナナの皮の成分で、ミニトマトに塗る食べられる膜を作った。皮の脂質を混ぜた膜は水分を逃がしにくく、売り物としての価値を保てる期間を20日以上に延ばした。家庭での使い方や商品化の時期は、示されていない。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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