freee、対応依頼の発行を自動化する「オートメーション機能」を提供開始
freeeは、入社や部署移動などをきっかけに対応依頼を自動で発行する機能を提供開始した。最初の対応対象は「freee従業員ポータル」。同社は、依頼の作成漏れや期限超過を防ぎ、手作業や担当者の負担を軽減するとしている。
SaaS- ●freeeが「オートメーション機能」の提供開始を発表
- ●最初はfreee従業員ポータルの対応依頼発行が対象
- ●同社によると、入社や部署移動などから依頼発行までを自動化
入社や部署移動に伴う対応依頼を出す担当者にとって、手作業や依頼漏れの負担に関わる機能だ。
会計や請求領域にも対応を順次広げる予定で、依頼業務以外にも自動化の範囲が広がる可能性がある。
freeeは2026年10月15日、「オートメーション機能」の提供開始を発表した。最初の対応対象は、「freee従業員ポータル」で対応依頼を発行する業務だ。
何が自動になるのか
今回の機能は、業務上の出来事をきっかけに、後続の対応依頼を自動で出すものだ。freeeによると、入社や部署移動、各種申請などを起点にできる。出来事の検知から対応依頼の発行までを自動化できるとしている。
活用するのは、人事労務・会計・請求等のデータだ。同社の統合型プラットフォーム内にある情報を使う。これは、業務のデータをまとめて扱う共通の土台を指す。
ただし、最初から会計や請求の業務全般を自動化する発表ではない。提供開始時の対象は、freee従業員ポータルの対応依頼発行業務である。
かんたんに言うと
たとえるなら、業務の出来事と、次に必要な依頼をつなぐ「合図係」だ。入社や部署移動などの合図を受け取り、対応依頼の発行につなげる。
ポイントは、単に情報をためるだけでなく、その情報を次の仕事のきっかけに使うことだ。同社によると、こうした流れを自動化することで、依頼業務の手作業を軽減する。
なお、今回示された自動化の範囲は、対応依頼を発行するまでだ。依頼を受けた後の作業まで、すべて自動で終える機能として紹介されたわけではない。
担当者のどんな負担を減らすのか
freeeは、依頼の作成漏れや期限超過を防ぐとしている。対応依頼を出す手間だけでなく、担当者の心理的負担の軽減も狙う。
また、締め作業や入退社手続きが、特定の担当者に依存することを防ぐとしている。誰かが覚えていて依頼を出すことに頼るのではなく、業務上の出来事から依頼につなげるという考え方だ。これらは同社が説明する効果であり、実際の削減量などを示したものではない。
まとめ
今回の提供開始は、対応依頼の発行を自動化する取り組みだ。まずはfreee従業員ポータルを対象とし、今後は会計や請求領域など、他のプロダクトへ順次広げる予定である。
AI(人工知能)を使い、自動化のルールを直感的に作れる仕組みも検討する。こちらは提供開始ではなく、検討段階だ。対応範囲の拡大が進めば、業務データを次の作業につなげる場面が増える可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月15日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。