ティアフォーとミュンヘン工科大学、ドイツの自動運転レベル4開発で協業拡大
ティアフォーとミュンヘン工科大学が、自動運転分野での協業を拡大する。ドイツでのレベル4実現に向け、AutowareとNVIDIA Hyperionを統合。公道での検証や公共交通への応用を進める。
ロボティクス- ●ティアフォーとミュンヘン工科大学が自動運転の協業拡大
- ●ドイツで自動運転レベル4のシステム開発を進める
- ●研究拠点で運転用ソフトと車両の開発基盤を統合する
自動運転の公共交通やロボットタクシーに関心がある人に関わる、ドイツでの開発の動きだ。
今後は、レベル4の公共交通サービスやロボットタクシーへの応用を進める予定だ。
ティアフォーとミュンヘン工科大学は2026年10月22日、自動運転分野での協業拡大を発表した。ドイツで自動運転レベル4の実現に向け、システム開発を進める。
何が発表されたのか
今回の協業では、自動運転開発の設計基盤「NVIDIA Hyperion」を導入する。センサー(周囲の情報を捉える装置)とコンピューターを統合したもので、レベル4車両やロボットタクシー向けに開発された。
これに、自動運転用の「Autoware」を組み合わせる。Autowareは、ティアフォーが開発を主導するオープンソースソフトウェアだ。設計のもととなるプログラムを公開する形のソフトウェアを指す。安全システム「NVIDIA Halos」も導入する。
かんたんに言うと
今回の取り組みは、車の運転を担うソフトウェアと、周囲を捉えて計算するための装置を組み合わせるものだ。料理にたとえるなら、調理の手順だけでなく、それを実行する道具もそろえて確かめる取り組みに当たる。
Autowareが運転用のソフトウェアに当たり、NVIDIA Hyperionが装置を含む設計の土台になる。別々の名前の技術を並べるだけでなく、統合した環境として扱う点が今回の柱だ。
ティアフォーによると、研究者らが自動運転を開発・試験・検証する統合環境を提供するという。開発したものをどう試し、確かめるかまでを含む取り組みだ。
ドイツの研究拠点から公道へ
統合の基盤となるのは、両者が設立した研究拠点だ。ここでAutowareとNVIDIA Hyperionを統合し、その技術をドイツ各地の自動運転車両開発プロジェクトに導入する。
ミュンヘン工科大学のLienkamp教授によると、協業によってドイツの公道で厳格な検証が可能になるという。研究環境の整備と、公道での検証を結び付ける狙いだ。
ティアフォーは東京都品川区に本社を置く企業だが、今回示された開発の舞台はドイツである。日本でのサービス提供を発表したものではない。
まとめ
今回の発表は、自動運転のソフトウェアと車両向けの開発基盤を統合する協業の拡大だ。今後は、レベル4の公共交通サービスやロボットタクシーへの応用を進める予定である。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。