住友電工、家庭用蓄電池「POWER DEPO®Rx」に2台連携機能を追加
住友電工が家庭用蓄電システム「POWER DEPO®Rx」に2台連携機能を追加した。蓄電容量は26.0kWhとなり、停電時の出力も拡大する。東京都の事業で2台分の補助金を申請するには、接続機器や実証参加の条件がある。
ガジェット- ●住友電工が「POWER DEPO®Rx」に2台連携機能を追加
- ●2台連携で蓄電容量26.0kWh、停電時の出力11.6kVA
- ●東京都の事業で2台分の補助金申請には接続機器と実証参加が必要
停電時に複数の家電を使いたい家庭や、太陽光発電の電気を自宅で活用したい家庭に関わる追加機能だ。
2台連携は、停電への備えと太陽光発電の自家消費を重視する家庭で、検討の選択肢になる可能性がある。
住友電工は2026年10月23日、家庭用蓄電システム「POWER DEPO®Rx」に2台連携機能を追加した。電気を蓄える容量だけでなく、停電時に同時に使える電気の大きさも増やす機能だ。
2台連携で何が変わるのか
「POWER DEPO®Rx」は、1台の蓄電容量が13.0kWhの家庭用蓄電システムだ。住友電工によると、2台連携時の蓄電容量は26.0kWhとなる。kWhは、蓄えられる電気の量を示す単位だ。
停電時の出力は、1台の6.0kVAから2台で11.6kVAになるという。kVAは、同時に使える電気の大きさを表す単位だ。同社は、2台連携により停電時にも複数の家電を同時に使えるとしている。
設置場所にも条件がある。同社によると、保守用の間隔を含め、横幅約1,820mm×奥行約600mmに2台設置できる。
かんたんに言うと、電気の量と出口を増やす
蓄電池を水のタンクにたとえると、蓄電容量はタンクに入る水の量、出力は一度に取り出せる水の量に当たる。今回はタンクを大きくするだけでなく、電気を取り出す側の能力も高める変更だ。
太陽光発電との組み合わせも対象となる。住友電工は、発電して使い切れなかった余剰電力を多く蓄えられるとしている。これにより、自宅で発電した電気を自宅で使う「自家消費」を増やせるという。
ただし、電気代の削減は保証していない。効果は契約中の料金プランや使用状況で変わるとしている。蓄える量が増えることと、必ず電気代が下がることは別だ。
東京都の補助金申請には条件がある
住友電工によると、2台連携機能は東京都の「家庭における蓄電池導入促進事業」の要件に適合する。ただし、同事業で2台分の補助金を申請するには条件がある。
必要なのは、接続機器「Shizen Box 2」との接続と、DR実証事業への参加だ。DRとは、電力の需給バランスを取るため、利用者の電力使用量や使用時間帯を調整する仕組みである。
2台を設置するだけで申請条件を満たすわけではない。補助金を前提に導入を考える場合は、機器の構成と実証参加の条件も確認する必要がある。
まとめ
今回の追加機能は、蓄電容量と停電時の出力をともに増やすものだ。停電への備えと太陽光発電の自家消費を重視する家庭では、検討の選択肢になる可能性がある。判断の際は、設置場所、電気代削減の条件、補助金申請の要件を分けて考えたい。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。