Oura、運動で心臓にかかった負荷を週ごとに示す「Cardio Effort」を追加
Ouraは、運動で心臓や血管にかかった負荷を週ごとに示す新しい指標「Cardio Effort」をアプリに加えた。VO2 Maxを歩行テストなしで推定する試験的な機能も始めた。日本向けの案内はまだ出ていない。
ガジェット- ●運動で心臓にかかった負荷を週ごとに示す「Cardio Effort」を追加
- ●VO2 Maxをふだんの屋外の運動から推定する試験機能も開始
- ●Gen3以降とメンバーシップが必要。日本向けの案内はまだない
Oura Ringで運動を記録している人は、今週の運動が足りないのか、やりすぎなのかをアプリで確かめやすくなる。日本で使えるかは案内を待つ必要がある。
Cardio Effortは順に配られている。自動のVO2 Maxは試験中で、内容が変わる可能性がある。日本語での提供は今後の案内を待つことになりそうだ。
Oura(オーラ)は2026年10月20日、指輪型の機器「Oura Ring」のアプリに新しい運動の指標を加えたと公式ブログで発表した。運動で心臓にかかった負荷を示す「Cardio Effort」だ。体力の目安「VO2 Max」を自動で推定する試験的な機能も始めた。
何が発表されたのか
Cardio Effortは、運動中に心臓と血管がどれだけ頑張ったかを示す指標だ。走った距離や消費カロリーではなく、体の内側にかかった負担を見るという。
計算には、心拍数から見た運動の強さと、続けた時間を使う。短く激しい運動と長い散歩が、同じくらいの値になることもある。値は100点満点ではなく、上限も無い。
値は運動ごとに出て、週の初めから積み上がる。Ouraは週の合計を本人のふだんの水準と比べ、5つの段階で示す。ふだんどおりの「Maintaining」も健康的な目標だとしている。いちばん上の「Reaching」は、休みと回復を考える合図だという。ただし、それだけで運動のしすぎとは限らないとしている。
手で足した運動や、自動で見つけて確かめた運動も計算に入る。心拍のデータが足りないときは、推定の値を示す。最初の値が出るまで、14日分のデータが要る。
かんたんに言うと
Cardio Effortは、運動の「量」ではなく「体にとってのきつさ」を数える物差しだ。同じ散歩でも、歩く速さや体の反応によって値は変わる。Ouraは、多くの人の平均の式ではなく、本人の安静時の心拍数などから一人ひとりの範囲を作るとしている。
VO2 Maxは歩行テストなしで
VO2 Max(最大酸素摂取量)は、運動中に体が取り込める酸素の最大量で、有酸素の運動能力の目安になる。これまでの「Cardio Capacity」(日本語のアプリでは「心肺機能」)は、6分間の歩行テストを求めていた。
新しい自動のVO2 Maxは、GPSを使った屋外の散歩・ランニング・ハイキングから推定する。試験的な機能を試せる「Oura Labs」で、10月20日から順に配り始めた。30日分以上のデータと、条件に合う5回の運動が要る。
どちらの機能も、Oura Ring Gen3以降と有効なメンバーシップが必要だ。Cardio Effortも順に配っていて、すぐには全員に届かない場合がある。
日本ではどうなるのか
Oura Ringは日本でも販売されている。メンバーシップは日本在住の場合、月額999円(税込)または年額11,800円(税込)だ。Cardio Effortの英語のサポートページに、地域の制限は書かれていない。ただし10月23日時点で日本語のサポートページは無い。日本でいつから使えるかや、日本語での表示は発表されていない。
Oura Labsは日本語のサポートページで、英語のみで使えるとしている。自動のVO2 Maxを試すには、スマートフォンの言語を英語にする必要がある。
まとめ
Cardio Effortは、運動を「体にとってどれだけきつかったか」で週ごとに見せ、休みを考える目安も示す機能だ。なおOuraは、Oura Ringは医療機器ではなく、病気の診断や治療、予防を目的としたものではないと注記している。薬や運動などを変える前には、医師などに相談するよう求めている。
- Oura 公式ブログ「Cardio Effort and Automatic VO2 Max: Providing More Context for All Your Oura Activities」(2026年10月20日)
- Oura Member Care「Cardio Effort」(2026年10月20日更新)
- Oura Member Care「Oura Labs」(2026年10月20日更新)
- Oura Member Care(日本語)「Ouraラボ」
- Oura Member Care(日本語)「心肺機能(VO2 Max)」
- Oura 日本語サイト「Ouraメンバーシップ」
- Oura Member Care(日本語)「サポート対象国」
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。