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NTTとJAXA、低軌道衛星の通信容量を最大約2.67倍に 圏外の海や山でIoTを使う実験

NTTは10月23日、JAXAと進める低軌道衛星での通信実験の結果を発表した。衛星の複数のアンテナで同時に送る「MIMO」で、通信容量は最大約2.67倍になった。地上の2地点のIoT端末の電波を、衛星で同時に受けて分けることもできた。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 20:40・ 読了 約3分
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画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●衛星の複数アンテナで送り、通信容量は最大約2.67倍に
  • ●2地点の端末が同時に送った電波を衛星で分けて受信
  • ●実験は約1年続ける。商用サービスの時期は未発表
じぶんごと

NTTは、携帯の電波が届かない海や山でも、設備の点検や環境の見守りの機器を衛星でつなぐことをめざしている。今は研究の段階だ。

この先どうなる

実験は2026年3月から約1年続け、技術の確立をめざす。11月18日〜25日の催しで展示する予定だ。商用サービスの時期は発表されていない。

NTTは2026年10月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と進める低軌道衛星での通信実験の結果を発表した。衛星の複数のアンテナで同時に送ると、通信容量は従来の方式の最大約2.67倍になった。地上の2地点のIoT端末(ネットにつながるセンサーなどの機器)の電波を、衛星で同時に受けて分けることもできた。

何が発表されたのか

実験の装置は「低軌道衛星MIMO/IoT伝送装置(LEOMI)」だ。JAXAの小型実証衛星4号機に積まれている。衛星は2025年12月14日に、ニュージーランドから打ち上げられた。本格的な実験は2026年3月13日に始まった。

1つ目は、衛星から地上へ多くのデータを送る実験だ。衛星の複数のアンテナから同じ周波数で別々の信号を送り、複数の地上局で受けて分けた。比べる相手は、アンテナが1台ずつの従来の方式だ。5月5日の2×2 MIMO(アンテナ2台ずつ)の実験では、伝送容量が平均約1.94倍になった。5月24日の3×3 MIMOでは平均約2.67倍だった。

2つ目は、IoT端末とつなぐ実験だ。地上の2地点から、同じ周波数・同じ方式の端末が920MHz帯の信号を同時に送った。衛星で受けた信号は重なっていたが、2つに分けて読み取れた。

NTTはこの実験を、世界初の「衛星MIMO技術を活用した920MHz帯衛星IoTプラットフォームの軌道上実証」としている。

かんたんに言うと

低軌道衛星は、地球に比較的近い高さを回る人工衛星だ。MIMOは、送る側と受ける側が複数のアンテナを使い、一度に送れるデータを増やす技術だ。道幅を変えずに車線を増やすようなもので、限られた周波数を有効に使える。

920MHz帯の実験では、LPWAと呼ばれる通信を使った。少ない電力で広い範囲に届くが、送れるデータは少ない通信だ。

圏外の海や山で何ができるのか

NTTは、小型で電力の少ないIoT端末を、地上の基地局なしに衛星だけでつなぐことをめざす。設備の点検や環境の見守り、スマートメーター(使用量を自動で送るメーター)などを、安く広く展開できると期待している。通信網の無い海洋や山間部での活用を挙げる。観測衛星の細かい画像やレーダーの情報も取れるようになり、災害の予測などの精度を上げるとしている。

なお、発表はスマートフォンと衛星の直接の通信には触れていない。スマートフォンの圏外を補う仕組みでは、NTTドコモが「docomo Starlink Direct」を提供している(関連記事)。ドコモは、成層圏を飛ぶ無人の機体(HAPS)で通信を届ける共同検討も始めた(関連記事)。空や宇宙を使うこうした通信網は、NTN(非地上系ネットワーク)と呼ばれる。

この先の予定

実験は2026年3月から約1年続け、技術の確立をめざす。アンテナの数や条件を変えて実験を重ね、効果を確かめる。成果は2026年11月18日~25日の「NTT R&D FORUM2026」で展示する予定だ。商用のサービスを始める時期は発表されていない。

まとめ

NTTとJAXAは、低軌道衛星で「より多く送る・より多くつなぐ」ための技術を宇宙で試した。通信容量は従来の方式の2倍以上になり、2台の端末の同時の通信も確かめた。まだ研究の段階で、サービスとして使える時期は決まっていない。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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