VRChatが顔追跡機能の仕様を公開、表情や口・目の動きをまとめて調整
VRChatが顔追跡機能の仕様を公開した。顔の動きをアバターに反映し、音声による口の動きや視線とも統合できるとしている。専用の追跡機器がない場合にも利用できる機能がある。日本での提供は発表されていない。
IT- ●VRChatが顔の表情をアバターに反映する機能の仕様を公開
- ●音声に合わせた口の動きと顔追跡の動きを調整できる
- ●顔追跡機器なしでも口や目の自動的な動きに利用できる
VRChatでアバターを使う人や作る人に関わる、顔の表情や口・目の動きを設定する機能の話だ。
顔の動きと音声による口の動きを組み合わせることで、アバターの表情づくりの幅が広がる可能性がある。
VRChatは2026年10月19日、顔の表情をアバター(利用者の分身となるキャラクター)に反映する顔追跡機能の仕様を公開した。同社によると、音声に合わせた口の動きや視線、まぶたの動きとも統合できる。
顔の動きを反映し、表情の強さも調整
今回の機能は、追跡した顔の表情を、アバターの顔の変形や動作に対応付けるものだ。VRChatによると、表情の変化は複数のパーツに反映できる。
顔全体の設定と、まぶただけの設定などを重ねて使える点も特徴だ。追跡した動きを強調するなど、表情の強さも調整できるとしている。単に顔の動きを伝えるだけでなく、反映の仕方を設定する仕組みである。
対応するのはUnified Expressions(複数の表情追跡規格をまとめる規格)だ。顔追跡に対応する設定をしたアバターには、詳細画面に対応アイコンが表示されるという。
かんたんに言うと、顔の動きの「調整役」
仕組みを身近なものにたとえるなら、複数の音を混ぜるときの音量調整に近い。顔を追跡して得た動きと、音声に合わせた口の動きを、そのまま重ねるだけではない。それぞれをどう反映するか調整する考え方だ。
VRChatによると、音声による口の動きと、追跡した口の動きが重なりすぎないようにできる。顔全体とまぶたの設定を重ねる機能も、部分ごとに表情を組み立てるためのものだ。
また、視線追跡が使える場合は、その動きに従う。使えない場合は、自動で目を動かすとしている。顔追跡機器がなくても、高度な口の動きや自動の目の動きに利用できるという。機器で顔を追う機能だけに限らない点が、今回の仕様のポイントだ。
日本では提供状況が未発表
日本での提供は発表されていない。資料には、日本で使えるかどうかや提供時期、日本語への対応は書かれていない。今回公開された仕様だけでは、日本の利用者がいつ利用できるかは確認できない。
まとめ
VRChatが公開したのは、顔追跡と口・目の動きを組み合わせ、表情の反映を調整する仕組みだ。顔追跡機器がない場合にも使える機能が含まれる。アバターを作る人にとっては、表情づくりの選択肢が広がる可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。