FX練習アプリ「FXなび」、約619万件のユーザー情報等が第三者に取得されたおそれ
グリーンモンスターは10月23日、FXのデモトレードアプリ「FXなび」の約619万件のユーザー情報等が、第三者に取得されたおそれがあると発表した。4月27日から30日にかけ、アプリのAPIの機能を通じて取得されていたおそれがあるという。
IT- ●FX練習アプリ「FXなび」の約619万件の情報が取得されたおそれ
- ●メールアドレスは6万6003件。氏名・住所・カード情報は登録項目にない
- ●会社を装う不審なメールへの注意を呼びかけ。投資の勧誘はしないという
FXなびを使ったことがある人は、グリーンモンスターなどを装う不審なメールや投資の勧誘に注意し、心当たりのないURLや添付ファイルは開かないようにしたい。
発表は第一報で、会社は外部の専門家の助言を受けて原因と影響の範囲を調べている。再発防止策は調査の結果をふまえて知らせ、業績への影響は精査中としている。
グリーンモンスター株式会社は2026年10月23日、FXの練習アプリ「FXなび」について発表した。ユーザーのメールアドレス等の情報が、第三者に取得されたおそれがあるという。
FXなびとは
FXは、外国の通貨を売り買いし、為替の値動きで利益をねらう取引だ。FXなびは、その売り買いを自分のお金を使わずに練習できる無料のアプリだ。公式サイトは「ゲーム内のお金を使ってリアルな為替レートで練習できる」と説明している。会社は「累計1,000万インストール以上」としている。
何が起きたのか
会社は10月17日(土)、アプリへの第三者からの不正なアクセスを確認し、調査を始めた。このアクセスで情報が漏れたことは、今のところ確認されていない。
ところが調査の中で、別のIPアドレス(ネット上の住所にあたる番号)の第三者が、アプリから情報を継続的に取得していたおそれが見つかった。期間は4月27日(月)20時26分頃から4月30日(木)14時26分頃までだ。原因は、アプリの「APIの機能」によるものだと確認したという。APIは、アプリとサーバーがデータをやり取りする窓口のことだ。どんな問題だったのかは明らかにしていない。
取得されたおそれのある情報
対象は約619万件のユーザー情報等で、個人情報にあたらないものも含む。件数が示された項目は次のとおり。
- メールアドレス(6万6003件)
- 性別(14万2578件)、年代(13万9293件)、職業分類(14万9137件)
- X(旧Twitter)のID(6434件)
- 初回アンケートの回答(480万9631件)
- アプリの引き継ぎコード(5120件)
ほかに、ニックネーム、自己紹介の内容、アイコン画像のURL、端末固有のID、ログイン用の認証情報、プッシュ通知用の識別子、広告ID、アクセス元のIPアドレス、利用データ(成績等)も対象だ。氏名、住所、電話番号、生年月日、クレジットカード情報、銀行口座情報、マイナンバーは、もともと登録できる項目にない。
会社の対応
会社は、問題のAPIの機能と、ログインに使う認証情報を修正した。修正の前に発行した認証情報は、すべて無効にした。外部の専門家の助言を受けながら、原因と影響の範囲を調べている。
情報の公開やなりすましなどの二次被害は、今のところ確認されていない。同社の「株たす」と「トウシカ」も調べているが、情報が取得された事実は確認されていないという。発表には、関係機関への報告や、アプリの提供を止めるかどうかの記載はない。業績への影響は「現在精査中」としている。
利用者がやること
会社は、同社や関係する企業を装った不審なメール等が届くおそれがあるとして、心当たりのないメールのURLや添付ファイルを開かないよう呼びかけている。メールやメッセージでパスワードや金融機関の口座情報、クレジットカード情報を尋ねることはなく、投資の勧誘もしないという。発表では、パスワードの変更は求めていない。
問い合わせは、メール(fxnavi-202610@greenmonster.co.jp)で受け付けている。
まとめ
FXなびで約619万件のユーザー情報等が取得されたおそれがあり、メールアドレスは6万6003件だ。使ったことがある人は、会社を装う不審なメールや投資の勧誘に気をつけたい。
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チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。