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深海採掘の候補地の泥からウイルス1万1,742種、99%超が未知 中国チーム

中国の重慶大学などのチームが、深海採掘の候補地である太平洋のクラリオン・クリッパートン断裂帯の泥を調べ、種に当たる単位で1万1,742種のウイルスを見つけた。99.3%は既存の記録に仲間がいなかった。採掘前の基準の記録になるという。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 10:01・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●太平洋の深海採掘の候補地で、水深5,169〜5,285mの泥を調べた
  • ●ウイルスを種の単位で1万1,742種見つけ、99.3%は似た記録が無かった
  • ●採掘前の基準の記録になる。ただ働きの多くはまだ遺伝子からの推測だ
じぶんごと

需要が高まるニッケルやコバルトを深海から採る構想がある。日本の会社も同じ区域で探査の契約を結んだ。採掘と自然の両立を考える材料になる。

この先どうなる

採掘で泥が乱れたとき、ウイルスと微生物がどう応えるかは、現場の観察や模擬実験で確かめる必要があると論文はしている。

中国の重慶大学と自然資源部第二海洋研究所のチームは、深海採掘の候補地である太平洋の海底の泥から、種に当たる単位で1万1,742種のウイルスを見つけた。99.3%は、既存のデータベースに仲間がいなかった。論文は2026年9月29日、学術誌「Nature Communications」に載った。

どこで、どう調べたのか

場所は、メキシコの西の沖に広がる「クラリオン・クリッパートン断裂帯」だ。海底には、マンガンや鉄が主な成分の「多金属団塊」が転がる。国際海底機構(ISA)によると、多くは直径2〜8cmの塊で、ニッケル・銅・コバルトなどを含み、採掘への関心が高い。論文によると、ISAの探査契約31件のうち17件がこの区域にある。

チームは2023年と2024年の中国の調査航海で、水深5,169〜5,285mの14地点から泥を採った。表面から深さ16cmまでを4つの層に分けた53試料のDNAを読み取り、公開済みの7試料と合わせて計60試料を解析した。

「1万1,742種」の数え方

泥のDNAの断片をコンピューターでつなぎ、ウイルスの配列を1万4,181本取り出した。配列が95%以上同じものを1つにまとめた「vOTU」が1万1,742個で、論文はこれを種に当たる単位とする。

このうち1万1,662種は、既存のどのウイルスの配列とも同じグループにならなかった。94.8%はカウドウイルス綱(細菌や古細菌に感染する、尾をもつウイルスの仲間)だが、95.6%は既知のどの「科」にも入らなかった。

何が分かったのか

熱水噴出孔や海溝など、ほかの深海のデータと比べると、ウイルスのたんぱく質のグループで共通するのは4.0%だけだった。

感染する相手(宿主)を推定できたのは482種(4.1%)で、細菌26門と古細菌2門にわたる。宿主は、炭素・窒素・リン・硫黄や金属の循環に関わる遺伝子を持つ。宿主の代謝を変えうる遺伝子や、ニッケル・亜鉛・水銀・銅への耐性の遺伝子を持つウイルスもいた。論文は、ウイルスが金属への耐性を微生物の間に広める可能性を挙げる。

採掘とのつながりと、まだ分からないこと

論文は、採掘で表面の泥がかき乱され、舞い上がって再び積もると指摘する。長期の実験では、影響が数十年続きうると示されているという。研究は採掘の前の状態を記録した「基準」で、環境への影響の評価に使えるとする。

一方、働きの多くは遺伝子の解析からの推測で、実験での確認はこれからだ。深い層と表面に共通するウイルスが、乱れた後に表面の群集が一部戻る元になりうるという見方も、現場の観察や模擬実験で確かめる必要があるという。論文は、人の健康との関係には触れていない。

日本との関わり

著者はすべて中国の機関の所属で、日本の機関は入っていない。ISAの一覧では、日本のDeep Ocean Resources Developmentも2001年、この区域で探査の契約を結んだ。南鳥島沖では海洋研究開発機構(JAMSTEC)などが2026年1〜2月、水深5,569mの海底下からレアアースを含む泥を揚げ、環境への影響も観測した。論文は無料で読めるが、英語だけだ。

まとめ

採掘の候補地の泥には、まだ名前のないウイルスが大量にいた。論文は、深海の生態系の保全と管理にも役立つとしている。深海の生き物の発見は、コスタリカ沖のサンゴの記事でも伝えている。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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