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100年あまりぶりのネコ科の新種、ボリビアの「ティルカヨ」 遺伝子の解読で判明

ブラジルのPUCRSなどの国際チームが、ボリビアの山の森にすむ小さな野生のネコを新種「Leopardus tilcayo」と発表した。今生きているネコ科の種の正式な記載は100年あまりぶり。38匹のゲノムを比べて見分けた。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月23日 10:49・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: Paola Nogales Ascarrunz / Wikimedia Commons「Leopardus tilcayo.jpg」(記事のティルカヨを写した写真。JPEGの画質だけ調整)(CC BY-SA 4.0)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●ボリビアの森の小さな野生のネコが、新種「ティルカヨ」と発表された
  • ●今生きているネコ科の種の正式な記載は、100年あまりぶりという
  • ●38匹のゲノムを比べ、最近まで1種とされた仲間が実は5種と判明
じぶんごと

飼いネコの新種ではない。よく知られた動物でも、遺伝子を調べると別の種が隠れていることがある。生き物の守り方が変わりうる話だ。

この先どうなる

野生での暮らしや数は、まだ分かっていない。研究者は森にカメラを仕掛け、野生の姿を探している。

ブラジルのリオグランデ・ド・スル・カトリック大学(PUCRS)などの国際研究チームが、ネコ科の新種を発表した。南米ボリビアの森にすむ小さな野生のネコで、学名は「Leopardus tilcayo(ティルカヨ)」。論文は2026年9月17日、学術誌「Current Biology」に載った。

何が発表されたのか

ティルカヨがすむのは、アンデス山脈の東の斜面に広がる「ユンガス」の森だ。霧に包まれることの多い山の森である。名前は、地元の人たちがこのネコを呼ぶ言葉からとった。

ナショナル ジオグラフィック協会(米国)によると、体重は3ポンド(約1.4キロ)ほど。ふつうの飼いネコより小さい。くすんだ色の毛に、大きな斑点がある。

ペルーのユンガスにすむ仲間も、新しい亜種「Leopardus tigrinus antisuyo」とした。名は、インカ帝国の地方の名前からとった。

「100年ぶり」は何が100年ぶりなのか

PUCRSの発表によると、化石ではない、今生きているネコ科の種が正式に「記載」されたのは、100年あまりで初めてだ。記載とは、特徴を論文で示し、学名を付けて新しい種と発表することをいう。

ただ、この動物はまったく知られていなかったわけではない。地元では「ティルカヨ」と呼ばれ、当初は近い仲間のジャガーネコ(英語ではタイガーキャット)だと考えられていた。「100年ぶりに見つかった」というより、「100年ぶりに別の種と認められた」と読むのが近い。飼いネコの新種でもない。

どうやって新種と分かったのか

きっかけは、2016年に地元の人が見つけた子ネコのオスだ。のちに動物の保護施設「La Senda Verde」に引き取られ、「Tigrino」と呼ばれた。ナショナル ジオグラフィック協会によると、顔が小さく、耳が短く丸いなど、ほかのジャガーネコと見た目が合わなかった。

決め手は遺伝子だ。チームは、オセロット属(Leopardus)の38匹のゲノム(生き物の全遺伝情報)を読んで比べた。うち26匹がジャガーネコの仲間で、8匹分は欧州と米国の博物館に残る昔の標本から読んだ。その結果、最近まで1種とされてきたジャガーネコの仲間は、5つの種に分かれると分かった。

顔がそっくりで同じ家族と思われていた人たちの家系図を、DNAで調べ直したら5つの家だった、というような話だ。Tigrinoは、新種の基準となる個体(ホロタイプ)になった。

分かっていないこと

野生でどう暮らし、何を食べ、どう子を育てるのかは、まだ分かっていない。研究者は森にカメラを仕掛け、野生の姿を探している。保護施設で世話を受けているのは、知られている限りこの1匹だけだという。野生の数は発表に書かれていない。

すむ森は、鉱山の開発や森林の伐採で脅かされている。PUCRSは、一部の種は遺伝子の多様さが低く、環境の変化に合わせにくいおそれがあるとする。論文は、今回の整理が、これら絶滅が心配されるネコの保護の度合いを正しく見積もる土台になるとしている。

日本ではどうなるのか

研究に日本の機関は加わっていない。著者の所属は、ブラジル・ボリビア・ペルー・ベルギー・コロンビア・米国・英国の機関だ。日本でティルカヨを見られるという発表は無い。論文の本文は有料で、要旨はPubMedで無料で読める。

まとめ

ティルカヨは、遺伝子を読み比べることで、よく似た仲間から見分けられたネコ科の新しい種だ。名前が付き、種ごとの守り方を考えられるようになった。ただ、野生での暮らしや数は、これからの調査しだいだ。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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