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AIが出した「実在しない判例」を載せた書籍が回収・絶版に 著者が経緯を説明し謝罪

出版社の高文研は、書籍「無責任の体系と沖縄戦」に、実在しない判例3件が載っていたとして、回収と絶版を決めた。著者が生成AIを使って探し、出てきた結果を確かめずに載せたという。10月10日には、著者による経緯の説明とお詫びの文章が公開された。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月13日 17:37・ 読了 約2分
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AI
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●書籍に載った判例3件が、実在しないものだと分かった
  • ●著者が生成AIの出した結果を、確かめずに使っていた
  • ●出版社は回収と絶版を決め、個人の購入者には返金する
じぶんごと

生成AIは、もっともらしい「実在しない情報」を出すことがある。調べものに使うときは、元の資料に当たって確かめることが欠かせない。

この先どうなる

著者は、AIを使ったほかの箇所にも誤りが無いか調べており、見つかれば改めて公表するとしている。出版社は、校正と校閲を徹底するとしている。

出版社の高文研(東京都千代田区)は、2026年9月に出した書籍「無責任の体系と沖縄戦」に、実在しない判例が3件載っていたとして、回収と絶版を決めた。著者が生成AIを使って探し、出てきた結果を確かめないまま載せていたという。10月10日には、著者による経緯の説明とお詫びの文章が、同社のサイトに追記された。

何が起きたのか

問題になったのは、本の147ページから149ページにある「沖縄戦におけるスパイ容疑住民虐殺に関する国際裁判の判例」という項目だ。ここに挙げられた3件の判例が、現実には存在しないものだった。外からの指摘を受けて分かったという。

著者は島袋純氏。ITmedia NEWSによると、琉球大学の教授だ。本は9月11日に出て、9月18日に回収と絶版が決まり、24日に告知された。

なぜ起きたのか

著者の説明によると、経緯は次のとおりだ。

  1. 米スタンフォード大学の図書館にある、国際的な犯罪の裁判記録のデータベースのURLを、生成AIに入力した
  2. そのデータベースから、沖縄での日本軍による住民殺害の事例を出すよう、AIに指示した
  3. 出てきた英文の判例を、データベースから引き出されたものだと思い込んで採用した

はじめは大学の授業の資料として使い、その後、確かめないまま本にも載せたという。著者は「史料に対する真摯な態度を欠き、研究者としてあるまじき失態だと深く反省しています」と書いている。

授業の資料を受け取った学生(卒業生を含む)には、誤りとお詫びをメールで知らせるよう、学部に頼んだという。AIを使ったほかの箇所についても、誤りが無いか調べている。

かんたんに言うと

生成AIは、言葉のつながりから、もっともらしい文章を作る仕組みだ。そのため、実在しない人や出来事、資料を、本当にあるかのように書くことがある。これは「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる。

今回は、データベースの場所を伝えて探すよう頼んでも、AIが実際にそこから引き出したとは限らない、ということが表に出た形だ。

日本ではどうなるのか

日本の出版社と著者の話だ。高文研は、個人で買った人には返金するとしている。本と一緒に、名前、住所、電話番号、メールアドレスを書いたメモを入れ、送料着払いで同社に送る。定価は2,420円(税込)だ。書店や図書館には、取次会社を通じた返品を求めている。

高文研は、AIを使った原稿に限らず、校正と校閲を徹底するとしている。

まとめ

AIが出した「それらしい答え」が、確かめられないまま授業の資料になり、本にまで載った。調べものにAIを使う人が増えるなか、元の資料に当たって確かめるという基本の大切さを、改めて示す出来事になった。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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