東京都、スマートフォンを最大3か月無償貸与へ 先着500台で操作も支援
東京都がスマートフォン本体と通信サービスなどを最大3か月、無償で貸与する試行を発表した。先着500台で、居住・年齢・所得・端末などの条件がある。基本操作や東京都公式アプリでの本人確認も支援する。
IT- ●東京都がスマートフォンを最大3か月無償貸与
- ●先着500台で、居住・年齢・所得・端末などの条件あり
- ●2026年10月15日9時00分から予約受付
東京都に住み、スマートフォンを持たない人や対象の古い端末を使う人は、貸与条件を確認したい。
端末の貸与と操作支援を組み合わせることで、オンライン行政サービスを継続して使うきっかけになる可能性がある。
東京都は2026年10月13日、スマートフォン貸与などの試行を発表した。本体だけでなく通信サービスや必要な付属品も、最大3か月、無償で貸与する。
何が発表されたのか
貸与台数は先着順で500台。貸与期間中の通信料も東京都が負担する。オンライン行政サービスの体験を、継続的なデジタル活用につなげる狙いだ。
ただし、都民なら誰でも借りられるわけではない。対象者は、都が定める要件をすべて満たす必要がある。
- 申請日時点で東京都に住民登録があり、15歳以上であること。2027年3月31日時点で64歳以下であることも条件だ。
- 同一世帯の全員が2026年度の個人住民税の均等割非課税で、申請者がマイナンバーカードを持っていること。
- 端末未所有、OSがAndroid11未満・iOS16.4未満、NFC非対応のいずれかに当てはまること。
OSは端末の基本動作を担うソフトウェアだ。NFC認証機能は、スマートフォンを近づけてマイナンバーカードなどと通信する機能を指す。
かんたんに言うと
今回の試行は、道具を貸すだけでなく、その使い方も教える取組だ。自転車を借りるときに乗り方の説明も受けるように、端末と操作支援がセットになっている。
基本操作説明の受講と、東京都公式アプリの新規登録・本人確認が必要だ。スマートフォン未所有者は、東京都LINE公式アカウントの友だち登録も求められる。貸与時には初期設定や基本操作、本人確認などを支援する。本人確認を完了できない場合は貸与しない。
利用状況の分析に向け、一部の利用情報などの取得への同意も必要だ。都によると、分析用に個人情報の特定につながる情報は取得しない。ただし、紛失の申し出や転売などの不正利用が疑われる場合のみ、位置情報などを取得する場合がある。
予約と申請はどう進めるか
予約受付は2026年10月15日9時00分に始まり、2026年11月27日まで。土曜日・日曜日・祝日は除く。来場予約は、申請希望日の前日までに専用コールセンターで行う。
申請・貸与窓口は2026年11月2日~11月30日で、土曜日・日曜日・祝日は除く。会場は東京都庁第二本庁舎と東京都公文書館の2か所だ。
申請には、世帯全員が記載された住民票と、全員分の2026年度住民税非課税証明書が必要になる。いずれも申請日から3か月以内に発行されたものに限る。18歳未満は、親権者など法定代理人の同伴・関係確認書類・同意書への署名も必要だ。
窓口で書類審査と貸与手続を行い、要件の最終確認後に端末一式を貸与する。
まとめ
今回の取組は、条件を満たす人に向けた試行だ。端末と通信の提供に操作支援を組み合わせ、オンライン行政サービスを使う入口を用意する。体験が継続的な利用につながる可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。