トップITガジェットAIロボティクスSaaSサイエンスこのサイトについて

短い動画をよく見る若い人ほど、出来事の記憶が弱い傾向 スタンフォード大学などの研究、注意力とは関係が見られず

TikTokやInstagramの短い動画をよく見る18〜24歳の人ほど、見たものの記憶が弱い傾向があったと、スタンフォード大学などの研究チームが発表した。スマートフォンが記録した利用時間を使って調べた。一方、注意を保つ力とは関係が見られなかった。まだ専門家の査読を受けていない論文で、原因と結果を示したものではない。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月15日 21:27・ 読了 約3分
シェアXFacebookはてなLINE
サイエンス
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●短い動画をよく見る若い人ほど、見たものの記憶が弱い傾向があった
  • ●スマホが記録した利用時間を使い、18〜24歳の約400人を調べた
  • ●注意力とは関係が見られず。査読前の論文で、原因かどうかはまだ分からない
じぶんごと

短い動画をつい長く見てしまう人は、自分のスマホの利用時間を見直すきっかけになる。ただ、動画が記憶を弱めると決まったわけではない。

この先どうなる

今回の論文は、まだ専門家の査読を受けていない。動画を見ることが記憶を弱めるのかどうかは、ほかの研究も合わせて確かめる必要がある。

米スタンフォード大学などの研究チームは、TikTokやInstagramで短い動画をよく見る18〜24歳の人ほど、見たものの記憶が弱い傾向があったとする論文を、研究の速報を載せるサイト「bioRxiv」で2026年10月14日に公開した。一方で、注意を保つ力とは関係が見られなかったという。この論文は、まだほかの専門家による査読を受けていない。

どんな研究なのか

研究チームは、18〜24歳の502人に、ネット上で実験に参加してもらった。調べる中身と分析の方法は、事前に登録してから行ったという。短い動画を見た時間は、本人の申告ではなく、スマートフォンが記録した利用時間(スクリーンタイム)を使った。

実験では、参加者に次々と風景の写真を見せ、それが屋内か屋外かを答えてもらった。写真の9割はよく出てくる種類、1割はたまにしか出てこない種類だった。そのあと、予告なしに、さっき見た写真を覚えているかを調べるテストを行った。

何が分かったのか

TikTokかInstagramの利用時間が記録されていた398人について調べた結果は、次のとおりだ。

調べたこと 結果
注意を保つ力(屋内・屋外を答える課題の成績) 短い動画の利用時間との関係は見られなかった
出来事の記憶(あとで写真を覚えているか) 短い動画をよく見る人ほど、成績が低かった

記憶の差は、とくに「たまにしか出てこない種類」の写真を覚えているかどうかで目立ったという。研究チームは、短い動画をたくさん見ることと、若い人の出来事の記憶の弱さが結びついていることを示した、としている。

かんたんに言うと

「エピソード記憶」は、「いつ、どこで、何を見たか」といった、自分が体験した出来事の記憶のことだ。短い動画のサービスは、新しい中身が次々と流れてくるので、頭に大きな負担をかけると考えられてきた。今回の研究は、短い動画を多く見る人ほど、この種類の記憶が弱いという「関係」を見つけた。

ただし、これは「関係がある」ということで、「短い動画を見たから記憶が弱くなった」と決まったわけではない。もともと記憶の特徴が違う人が、短い動画を多く見ている、という可能性もある。

気をつけたい点

  • 査読前: bioRxivの論文は、ほかの専門家による確認(査読)の前に公開されたもので、中身が変わることがある
  • 原因は分からない: 調べたのは、ある時点での関係で、どちらが原因かは示していない
  • 対象: 18〜24歳の若い人を、ネット上の実験で調べたもので、ほかの年代に当てはまるかは分からない

日本ではどうなるのか

TikTokやInstagramの短い動画は、日本でも若い人を中心に広く見られている。今回の研究は米国の大学などによるもので、日本の人を対象にしたものではない。

まとめ

短い動画をよく見る若い人ほど、見たものの記憶が弱い傾向があった。注意力とは関係が見られなかった。ただし、査読前の論文で、動画が原因かどうかはまだ分からない。

シェアXFacebookはてなLINE
T
TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月15日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

関連記事