パナソニックとライナフが協業、マンションのオートロック入館管理サービスを連携
パナソニック エレクトリックワークスとライナフが入館管理で協業を開始。身元確認済みのスタッフが一時的に解錠する仕組みを連携し、置き配や集荷に対応する。全国で順次提案を始め、利用には契約や設備の準備が必要だ。
IT- ●パナソニックとライナフがマンションの入館管理で協業
- ●身元確認済みで入館権限のあるスタッフだけが一時解錠
- ●利用には契約と設備の準備が必要だ
オートロック付きマンションで置き配や集荷を利用したい人に関わる、建物の入館管理の取り組みだ。
対応するマンションで、居住者が選んだ非対面サービスの利用が広がる可能性がある。
パナソニック エレクトリックワークスとライナフは、入館管理システムの普及に向けて協業を開始した。マンションインターホンを使うサービスの提案を、2026年10月9日から全国で順次開始する。
何が発表されたのか
連携対象は「Clouge」「Clouge SQUARE」だ。両製品を、入館管理サービス「ライナフコネクト」とAPI連携する。API連携とは、別々のシステムが情報や指示をやり取りする仕組みだ。
「Clouge」は集合マンション向けのインターホンだ。パナソニックEWによると、居住者に代わり来客応対する機能を備える。今回の連携では、入館権限を持つ事業者スタッフだけが一時的に解錠できるとしている。
かんたんに言うと
仕組みは、必要な場面だけ使う「一時的な入館用の鍵」にたとえられる。物理的な鍵ではなく、ロビーインターホンに入力するワンタイムパスワード、つまり一度だけ使う暗証情報を使う。
パナソニックEWによると、利用できるのは事前に身元確認を終えたスタッフに限る。配達・サービス提供時だけ、専用ウェブアプリでパスワードを発行できるという。
発行したパスワードをロビーインターホンに入力して解錠する。解錠履歴には、いつ誰が入館したかをすべて記録する。誰でも自由に入れる仕組みではなく、身元確認と入館権限を前提にしている。
同社によると、住戸前など居住者が指定した場所で置き配や集荷ができる。居住者はサービスや利用場面ごとに、利用の可否を選べるとしている。
利用には何が必要か
全国で順次始まるのは、サービスの提案だ。利用には「ライナフコネクト」の契約が必要となる。加えて、マンションゲートウェイという接続用の機器の設置と、共用部のインターネット環境構築が必要だ。
対応製品を使っているだけで、すぐ利用できるわけではない。サービスの契約と建物側の設備を合わせて準備する仕組みとなる。パナソニックEWによると、一部のWindeaシリーズでも利用できる。
まとめ
両社は、再配達の削減と配送の効率化を目指す。オートロック付きマンションで、安全性を確保した非対面サービスの利用環境を広げる狙いだ。
パナソニックEWは、今後もマンションインターホンを通じた各種サービスの提供を進める方針だ。対応する建物で、居住者が利用の可否を選びながら、置き配や集荷を使う機会が広がる可能性がある。