相模原市立橋本図書館、中学生の「推し本」をロボットがクイズで紹介する実証実験
相模原市立橋本図書館で、中学生の「推し本」をロボットが紹介する実証実験を実施。紹介POPを基に生成AIでクイズを作り、回答に応じた反応や関連コーナーへの案内を通じ、人との新しいコミュニケーションを探る。
ロボティクス- ●相模原市立橋本図書館で本を紹介するロボットの実証実験
- ●中学生の紹介文を基に、生成AIでクイズを作成
- ●ロボットが回答に応じて反応し、関連コーナーへ案内
図書館を利用する子どもから大人まで、中学生が薦める本にクイズを通じて触れる取り組みだ。
図書館での実験を通じ、本の紹介をきっかけに人とロボットの接し方を探る機会になりそうだ。
国立国会図書館は2026年10月15日、相模原市立橋本図書館で行うロボットの実証実験を紹介した。中学生が薦める「推し本」を、ロボットが来館者にクイズで紹介する取り組みだ。
中学生の「推し本」をロボットが紹介
実験は神奈川県の相模原市立橋本図書館で、2026年10月14~31日に実施する。使うのは、人とのやり取りを担うコミュニケーションロボット「Buddiotte(バディオット)」だ。
紹介の出発点は、相模原市立小山中学校の図書委員が作った紹介POPである。POPとは、本の魅力などを短く伝える掲示物のことだ。中学生が選んだ「推し本」と、その紹介内容が取り組みの土台になっている。
発表によると、この紹介POPを基に、生成AIでクイズを作成する。生成AIは、文章などを作る技術だ。ロボットが来館者に問題を出し、回答が正解か不正解かに応じて反応するという。
かんたんに言うと、本の紹介をクイズにする
身近なたとえなら、本のそばにある推薦カードを、クイズの出題役が伝える形に置き換えたようなものだ。本を薦める中学生の言葉を基に、来館者が答えを返せるやり取りを組み合わせる。
今回の役割は、クイズを出すことだけではない。発表によると、ロボットは来館者を「推し本」の関連コーナーへ案内する。紹介文を基にした出題、回答に応じた反応、関連コーナーへの案内が、実験に含まれている。
舞台は暮らしに身近な図書館
実験の場となる図書館には、子どもも大人も足を運ぶ。ロボットとのやり取りを試すのは、こうした幅広い世代が利用する場所だ。
相模原市は、ロボットを暮らしに身近な存在と感じてもらう「ロボットのまち さがみはら」を推進している。市は今回の実験を通じ、ロボットと人との新しいコミュニケーションの可能性を探るとしている。
まとめ
この実験は、中学生による本の紹介と、生成AIを使ったクイズ、ロボットによる案内を組み合わせたものだ。身近な図書館でのやり取りを通じ、本との出合いだけでなく、人がロボットとどう接するかを探る機会になりそうだ。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月15日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。