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「フォートナイト」がLinuxへ Epicが不正対策ソフトを作り直し、Steam Deckは当面は対象外

Epic Gamesは、オンラインゲームの不正行為(チート)を防ぐソフト「Easy Anti-Cheat」のLinux版を作り直した「EAC Linux v2」を開発していると発表した。まず「フォートナイト」で試し、Linuxでもフォートナイトを遊べるようにする計画だ。ただし時期は未定で、Steam Deckは必要な機能を備えていないため、今のところ対象外だという。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月18日 07:17・ 読了 約5分
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画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●Epicは、LinuxでもWindowsに近い強さで不正を防ぐ「EAC Linux v2」を開発中。まずフォートナイトで試す
  • ●セキュアブートやTPM 2.0など8つの条件を満たすパソコンが必要。始まる時期は未定
  • ●Steam Deckは条件を満たせず、今は対象外。EpicはValveと話し合っている
じぶんごと

Windowsでフォートナイトを遊んでいる人には、今のところ変化は無い。Linuxのパソコンで遊びたい人は、使っている配布版(ディストリビューション)が条件に対応するのを待つことになる。Steam Deckを持っている人は、まだ遊べるようにはならない点に注意したい。

この先どうなる

Epicは、フォートナイトで効果を確かめた後、ほかのゲーム会社にもEAC Linux v2を開放するとしている。人気の対戦ゲームの多くがLinuxで遊べない理由の一つが不正対策なので、広がれば、Linuxで遊べる対戦ゲームが増える可能性がある(TECHNOVAの見方)。

Epic Gamesは2026年10月14日、オンラインゲームの不正行為(チート)を防ぐソフト「Easy Anti-Cheat(EAC)」のLinux版を作り直した「EAC Linux v2」を開発していると発表した。まず同社の人気ゲーム「フォートナイト」で試し、Linuxのパソコンでもフォートナイトを遊べるようにする計画だ。ただし、始まる時期は明らかにしていない。

なぜ今までLinuxで遊べなかったのか

チートとは、ゲームのプログラムを書き換えたり、別のソフトを使ったりして、自分だけ有利にする不正のことだ。壁の向こうの相手が見えたり、狙いが自動で合ったりする。Epicによると、チートはかつての小さな商売から、毎月の料金で道具を売る10億ドル規模の市場になった。対策をしないと、まじめに遊ぶ人が離れ、ゲームの運営が成り立たなくなるという。

EACは2014年からLinux向けのゲームに対応し、2021年からは、Windows向けのゲームをLinuxで動かす仕組み(Wine/Proton)にも対応した。ただ、この対応はゲームごとに作り手が選ぶ形で、選ばないゲームも多かった。EpicはLinux版の守りがWindows版ほど強くなかったからだと説明し、「フォートナイトがまだLinuxで遊べないのはこのためだが、もうすぐやって来る」としている。

試験の監督にたとえると、これまでのLinux版は、教室の中まで見回れない監督のようなものだった。EAC Linux v2は、Linuxにもともと備わる防犯の仕組みを使って、教室の中を見渡せるようにする試みだ(TECHNOVAの見方)。

EAC Linux v2 のしくみ

  • Windows版のEACは、ゲームを起動している間だけ動く「カーネルドライバー」(OSの中心部で動くプログラム)に大きく頼っている
  • EAC Linux v2 は、こうしたカーネルのモジュールを入れない。代わりに、Linuxにすでにある安全のための機能と、EpicのeBPF(カーネルの中で安全に小さなプログラムを動かす仕組み)を使う
  • 守られたゲームを初めて起動したときに、不正対策の常駐プログラム(systemdのサービス)を入れるよう求められる。このプログラムは、ゲームが動いている間だけ動く
  • 今のLinux版EACに対応しているゲームは、互換性を重んじて古い方を使い続けるか、v2に切り替えるかを作り手が選べる

パソコンに求められる8つの条件

条件 ひとことで言うと
署名のあるカーネルとカーネルモジュール Linuxの中心部が、広く知られた鍵で署名されていること。NVIDIAのGPUのドライバーのように別に配られるものも同じ
TPM 2.0 パソコンの安全のための部品。BIOSで有効にしておく
セキュアブート 起動の途中で、信頼できないプログラムが動かないようにする機能
メジャードブート 起動の途中で何が動いたかを記録する機能
IOMMU 不正のための拡張カードなどが、ゲームのメモリーを読めないようにする機能(携帯型の機器は対象外)
カーネルロックダウン(整合性モード) 管理者の権限でもカーネルを書き換えられないようにする機能
kexecを無効に 再起動せずに別のカーネルに切り替える機能を止める
BPF LSM ほかのプログラムがゲームのメモリーを読み書きできないようにする仕組み

署名の鍵は、Ubuntu、Fedora、Debian、openSUSEなどの配布版や、Bazziteなどが使うUniversal Blueのものが「広く知られた鍵」の一覧に入っている。Epicはこの一覧を将来オープンソースにする考えだ。

条件を満たさないまま守られたゲームを起動しても、エラーが出るだけで、不正をしたとして使えなくされる(BAN)ことはないという。ふだんは自分の好きな設定で使い、遊ぶときだけ条件を満たす起動の設定を選ぶこともできる。

Steam Deckは対象外

ValveのSteam Deckは、Linuxを元にしたOSで動く携帯ゲーム機だ。Epicは「Steam DeckはEAC v2に必要な機能に対応していないが、Valveと活発に話し合っていて、将来は対応したい」としている。今のところ、Steam Deckでフォートナイトが遊べるようにはならない。

反発の声も

テクノエッジによると、これらの条件には、Linuxの利用者がこれまで避けてきた制約も含まれるため、一部の利用者や開発者から反発も出ている。Epicは、条件は配布版の作り手がすでにしている作業を土台にしたもので、「初めから条件を満たす配布版が増えるほど、設定を変える必要のある人は減る」と説明している。

これからの流れ

  • 新しいEpic Games Launcherのプレビュー版は、Linuxでも動くようになった(関連記事: Epic Games、新しいランチャーを「バイブコーディング」で作ったと発表)。GamingOnLinuxが伝えたEpicの発表によると、十分な数の配布版で動くようになったら、このランチャーでフォートナイトをLinuxに届ける
  • Epicは、Linuxの開発者たちとの話し合いを続け、年内にFedoraプロジェクトのリーダー、Jef Spaleta氏とパネル討論を開く予定だ
  • フォートナイトで効果を確かめた後、ほかのゲーム会社にもEAC Linux v2を開放するという

まとめ

Epicは、不正対策ソフトのLinux版を作り直したEAC Linux v2で、フォートナイトをLinuxで遊べるようにする計画を発表した。ただし時期は未定で、パソコンにはセキュアブートやTPM 2.0など8つの条件が求められ、Steam Deckは今は対象外だ。Linuxでゲームを楽しむ人にとっては大きな一歩だが、遊べるようになるまでには、もう少し待つことになる。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月18日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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