Macの「Safari」でも追跡を防ぐ「Privacy Badger」が使える 米EFFの無料の拡張機能、iPhone版も検討
ネットの自由を守る活動をする米国の非営利団体EFFは、Webサイトでの追跡を防ぐ無料の拡張機能「Privacy Badger」を、MacのSafariでも使えるようにした。これまではChromeやFirefoxなどで使えたもので、Safari 26.5以上が必要だ。日本のMac App Storeでも無料で入れられる。
IT- ●米EFFの、Webでの追跡を防ぐ無料の拡張機能「Privacy Badger」が、MacのSafariに対応した。Safari 26.5以上が必要
- ●Safariがもともと持つ守りに加え、追跡の仕組みをそもそも読み込ませない。どれが追跡かを自分で学んで止める
- ●日本のMac App Storeでも無料で入れられる。iPhoneのSafariへの対応も検討するという
MacでSafariを使っていて、見たWebサイトや買い物の記録が、広告の会社などに集められるのが気になる人に向く。無料で、Mac App Storeから入れられる。表示がおかしくなったサイトでは、そのサイトだけ止めることもできる。
EFFは、Mac版の問題を直してから、iPhoneのSafariへの対応も考えるとしている。今回が最初の版で、利用者の声をもとに良くしていくという。
ネットでの自由やプライバシーを守る活動をする米国の非営利団体「EFF(電子フロンティア財団)」は、Webサイトでの追跡を防ぐ無料の拡張機能「Privacy Badger」を、MacのSafariでも使えるようにした。これまでChromeやFirefox、Edgeなどで使えたもので、これで主なパソコン向けのブラウザーのすべてに対応したという。
何が防げるのか
多くのWebサイトには、目に見えない「追跡のためのコード」が入っている。EFFによると、これを通じて、会社が利用者の閲覧の記録を集めたり、ほかの会社と分け合ったり、売ったりしている。集めた情報を売り買いする「データブローカー」の手に渡ると、誰が買って何に使っているかを知るのは、ほぼ無理になるという。
Privacy Badgerは、次のように追跡を防ぐ。
- 追跡を読み込ませない: Safariはもともと、追跡の仕組みが集められる情報を絞っているが、仕組み自体は読み込む。Privacy Badgerは、追跡の仕組みをそもそも読み込ませない
- 自分で学んで止める: どれが追跡かを自動で見分けて止めるので、ほかの道具が知らない追跡も止められる
- 埋め込みの部品も: 記事の中に埋め込まれたSNSの投稿や、コメント欄、動画の再生の部品は、押さなくても情報を送ることがある。こうした部品を止め、押したときだけ動く表示に置き換える
- 「売らないで」の合図: Webサイトに、個人の情報を売ったり分け合ったりしないよう伝える合図「GPC」を自動で送る
店に入るたびに、知らない人が後ろからついてきて、何を見たかをメモしていく。Privacy Badgerは、そのついてくる人を店の入り口で止める見張り番のようなものだ(TECHNOVAの見方)。
広告そのものを消す道具ではなく、追跡をしない広告はそのまま表示される(MacRumorsによる)。
使い方
- 必要なもの: MacのSafari 26.5以上
- 入れ方: MacのApp Storeから入れる。日本のMac App Storeにも、無料で出ている
- 表示がおかしいとき: 追跡を止めたことで表示が崩れたサイトでは、Privacy Badgerの小さな画面から、そのサイトだけ止められる。「Report broken site」から、EFFに知らせることもできる
EFFによると、Safariの拡張機能の入れ方は、ほかのブラウザーより少し手間がかかるので、うまくいかないときはAppleの案内に従ってほしいという。
日本ではどうなるのか
日本のMac App Storeでも無料で入れられる。iPhoneのSafariには、まだ対応していない。EFFは、Mac版の問題を直してから、iPhone版への対応も考えるとしている。
かんたんに言うと
ネットの見張り番の役目をする無料の道具が、MacのSafariでも使えるようになった。Webサイトに隠れた、閲覧の記録を集める仕組みを止めて、プライバシーを守りやすくする。iPhoneはまだだ。
まとめ
米EFFの、Webでの追跡を防ぐ無料の拡張機能「Privacy Badger」が、MacのSafariに対応した。Safari 26.5以上で、日本のMac App Storeからも入れられる。Safariの守りに加えて、追跡の仕組みをそもそも読み込ませない点が特長だ。
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チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。