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転がって逃げるヘビ、速くても頭はブレない 速さは蛇行の約4倍、東邦大・北大・京大が仕組みを解明

東邦大学、北海道大学、京都大学などの研究グループは、東南アジアの小型のヘビ「ハダカメヘビ」が転がるように速く移動する仕組みを、動画の解析で明らかにした。体の後ろ側を大きく回しながらも、頭はいつも進む方向を向き、高さも比較的安定していた。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月20日 09:17・ 読了 約3分
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サイエンス
画像: 田中 花音(イラスト提供) / 京都大学 研究成果の発表資料(2026年10月20日)より引用
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●東南アジアの小型のヘビ「ハダカメヘビ」が転がって逃げる仕組みを、東邦大・北大・京大などが動画の解析で明らかにした
  • ●転がるときの最高速度は、ふつうの蛇行と比べて平均で約4倍。それでも幅の狭いコースに沿って安定して進んだ
  • ●体の後ろ側は円を描くように大きく回っても、頭はいつも進む方向を向き、高さも比較的安定していた
じぶんごと

研究グループが公開している動画で、ヘビが転がって進む様子を見られる。体の一部を大きく動かしながら別の部分を安定させる工夫は、手ぶれを抑える撮影用のジンバルにも通じる考え方だ(TECHNOVAの見方)。

この先どうなる

研究グループは、動物が体の形の制約を動き方で乗り越え、形だけからは予想できない運動ができることを示したとしている。研究グループはロボットなどへの応用には触れていないが、転がる部分と安定させる部分を分ける考え方は、機械の動きを考えるうえでも手がかりになりそうだ(TECHNOVAの見方)。

京都大学は2026年10月20日、東邦大学、北海道大学、京都大学などの研究グループが、小型のヘビ「ハダカメヘビ」が転がるように速く移動する仕組みを明らかにしたと発表した。動画を解析したところ、体の後ろ側を大きく回しながらも、頭はいつも進む方向を向き、高さも比較的安定していた。成果は10月19日に米国の学術誌「Current Biology」に載った。

どんなヘビなのか

ハダカメヘビ(学名 Pseudorabdion)は、東南アジアに分布する小型のヘビだ。捕食者などから逃げるときに、速く転がるように移動する。

ただ、これまでの情報は図鑑の記述や、野外での一例の観察に限られていた。どんな体の動きで転がっているのかは、詳しくわかっていなかったという。

研究グループには、東邦大学理学部の児島庸介講師、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの福山伊吹特任助教、京都大学大学院地球環境学堂の西川完途教授のほか、マレーシアのサラワク州森林局とサラワク森林公社の研究者も加わっている。

何がわかったのか

研究グループは、ハダカメヘビ属の3種が転がる様子を複数の方向から動画で撮り、動きを細かく調べた。

  • 速さ: 転がるときの最高速度は、ふつうの蛇行(体をくねらせて進む動き)と比べて平均で約4倍だった
  • まっすぐ進める: 速く動いても、幅の狭いレーストラックに沿って安定して進んだ
  • 転がり方: 全身をひとかたまりで回しているのではなかった。体の片側を地面につけて転がり、そこから曲げた体を頭の横を通して地面へ振り下ろす。この一連の動きが1回分で、地面につく側と振り下ろす向きが左右交互に入れ替わる。これを繰り返して転がり続ける
  • 頭は安定: 体の後ろ側が円を描くように大きく動き続けても、頭はいつも進む方向を向き、上下の位置も比較的安定していた。特に速く進むときは、頭を地面から持ち上げたまま保ち、上下の動きを抑える傾向があった

研究グループが公開している横から見た動画で、実際の動きを見られる。

なぜ珍しいのか

人は車輪を使うことで、速く効率よく移動できるようになった。一方、生き物は車輪のような構造をもたず、転がって移動する動き方も非常に珍しいとされる。研究グループは、生き物ではさまざまな制約によって、車輪のような構造が進化しなかったと考えられているとしている。

動物が転がって進むには、ふつうは全身を回す必要がある。そうすると頭や感覚器官も大きく動き、姿勢や進む方向を保ちにくくなる。回転が速いほどこの問題は大きくなるため、速くて、しかも思い通りに進める転がり方は難しい。

かんたんに言うと

ハダカメヘビは、体の中に「大きく回る部分」と「安定させる部分」を作り分けることで、この問題を乗り越えていると研究グループは考えている。

持つ手が揺れてもカメラの向きを保つ、スマートフォン用のジンバル(撮影用の手ぶれ防止の台)に近いイメージだ。体の後ろ側が大きく回っても、頭だけは前を向いたまま安定している(TECHNOVAの見方)。

日本では

研究の中心は日本の大学だ。論文の責任著者は東邦大学の児島講師で、児島講師と北海道大学の福山特任助教が共同の筆頭著者を務めた。研究は、科学研究費補助金と、科学技術振興機構(JST)・国際協力機構(JICA)の「SATREPS」の助成を受けている。

ハダカメヘビ自体は東南アジアに分布するヘビで、研究にはマレーシア・サラワク州の機関の研究者も加わった。

まとめ

ハダカメヘビは、体の後ろ側を大きく回して速く転がりながら、頭は進む方向に向けたまま安定させていた。研究グループは、動物が体の形の制約を動き方で乗り越え、形だけからは予想できない運動ができることを示す成果だとしている。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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