ウォークマンが51か月守った首位を譲る 新たな1位はグリーンハウス
BCNランキングの2026年9月の携帯音楽プレーヤーで、ソニーの連続首位が51か月で途切れた。1位のグリーンハウスは、1万円を切る機能を絞った機種を中心に44.3%を取った。
ガジェット- ●ソニーの連続首位が途切れ、グリーンハウスが44.3%で初めて1位に
- ●1位の機種は希望小売価格8,580円で、発売は2022年の11月下旬
- ●音質を求めるウォークマンとは買う層が違う、とアナリストは見る
仕事や作業の間はスマホを触りたくない、スマホの電池を減らしたくない。そんな人には、音楽だけを聴ける小さな機械という選び方が残っている。
ソニーは11月27日にウォークマンの新しい3機種を発売する。実勢価格は20万円台からの見込みで、BCNはこの動き次第で順位が変わる可能性もあるとしている。
音楽プレーヤーといえばウォークマン。その長い首位が、9月に途切れた。
全国の主要な家電量販店やネットショップの実売を集計する「BCNランキング」によると、2026年9月の携帯音楽プレーヤーで、ソニーは首位を明け渡した。2022年6月から51か月続けてきた月間の首位だ。その前の2022年5月は、iPod touchの販売終了を前にした駆け込みでAppleが1位になったが、それを除けば、2014年11月から約12年の間ほぼ首位を守ってきた。
代わりに1位に立ったのはグリーンハウスで、初の首位だ。メーカー別のシェアは次のとおり。
| 順位 | メーカー | シェア |
|---|---|---|
| 1 | グリーンハウス | 44.3% |
| 2 | ソニー | 28.5% |
| 3 | FiiO | 18.8% |
| 4 | Hiby | 5.1% |
| 5 | ShanLing | 1.5% |
上位は2022年に出た手ごろな2機種
機種別の順位を見ると、上位2つをグリーンハウスが占める。どちらも製品ページによると発売は2022年11月下旬で、新製品ではない。
| 順位 | 機種 | 希望小売価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | グリーンハウスGH-KANABTS16 | 8,580円 | 1.8インチのカラー液晶、Bluetooth対応、再生は約11時間 |
| 2 | グリーンハウスGH-KANAUBS16 | 6,080円 | パソコンにそのまま挿して充電、再生は約16.5時間 |
| 3 | ソニーNW-A306 | ― | Androidを搭載したウォークマンAシリーズの32GBモデル |
1位のGH-KANABTS16だけで、販売台数の26.7%を占めた。グリーンハウスの2機種はどちらも16GBのメモリーを内蔵し、microSDカードで容量を増やせる。FMラジオの録音やボイスレコーダーにも対応する。
スマホで聴かない人の選び方
BCN総研の大嶋敬太アナリストは、上位2機種とウォークマンでは「少しターゲット層が異なる」と話す。ウォークマンはハイレゾ音源に対応するなど、音質や機能にこだわる人に向けた製品だ。一方のグリーンハウスの2機種は、機能と操作が簡単で、大嶋氏は「そのシンプルさが、逆に支持を得ているのではないか」と分析する。
スマートフォンの普及で、携帯音楽プレーヤーの市場は縮小が続く。それでも、作業中に音楽を聴きたいがスマホだと別の操作をしてしまう人や、スマホの充電が気になる人はいる。BCNは、そうした人に簡単な機種が選ばれやすいとみている。
ただし、これは1か月の販売台数の話だ。BCNの記事は販売金額の順位にはふれていない。ソニーは11月27日に最上位の「NW-WM1ZM3」など3機種を発売する予定で、高い機種の新製品が加わったあとの順位も注目される。
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代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。