Valve、有機ELの「Steam Frame」を開発中か 公開のソースコードに手がかりと報道、画面は今の約3倍の細かさ
Valveが、VRヘッドセット「Steam Frame」の画面を有機ELに変えた新しいモデルを開発している可能性があると、ファンのサイトSteam Frame Hubが報じた。Valveが公開したソースコードに、「Plano」という名前の機器向けの部分があるという。画面は片目3552×3840で、今のモデルの約3倍の画素になる。Valveは何も発表していない。
この記事は、報道や本人・会社の投稿をもとにした話題です。会社などの正式な発表ではなく、内容が変わることがあります。出典は記事の最後にあります。
ガジェット- ●Steam Frameの有機EL版「Plano」を、Valveが開発中の可能性があると報じられた
- ●画面は片目3552×3840で、今のモデルの約3倍の画素数になるという
- ●Valveは発表しておらず、出るとしても2027年の終わり以降という見方だ
Steam Frameを買おうか迷っている人には気になる話だ。ただ、製品になるかどうかも分からず、今のモデルを見送る理由にはなりにくい。
Valveは何も発表していない。Steam Frame Hubは、ソースコードはまだ作りかけで、出るとしても早くて2027年の終わりごろとみている。
Valveが、VRヘッドセット「Steam Frame」の新しいモデルを開発している可能性があると、Steam Frameのファンが運営するサイト「Steam Frame Hub」が2026年10月14日に報じた。画面を、今の液晶から有機ELに変えたモデルだという。Valveは、新しいモデルについて何も発表していない。
何が報じられているのか
Steam Frame Hubによると、手がかりは、ValveがSteam Frameのために公開しているソフトの設計図(ソースコード)だ。その中に、「Plano(プラノ)」という名前の機器向けに作業した部分があるという。この話は、Steam Frame Hubの記事をもとに、ドイツのNotebookcheckや中国のIT之家も伝えた。
TECHNOVAも10月15日に、このソースコードの写しを確かめた。「deckard-oled」と「deckard-plano」という名前の作業の流れ(ブランチ)と、Plano向けの画面を動かすためのプログラムのファイルがあった。Steam Frame Hubによると、Plano向けの作業は2025年12月に始まり、2026年10月2日まで続いていた。
報じられているPlanoの中身と、今のSteam Frameをくらべると次のようになる。
| 今のSteam Frame | Plano(報道) | |
|---|---|---|
| 画面 | 液晶。片目2160×2160 | 有機EL。片目3552×3840 |
| 画面の書き換え | 1秒に72〜144回(144回は試験的) | 1秒に90回。120回も試しているという |
| チップ | Snapdragon 8 Gen 3 | 同じSnapdragon 8 Gen 3 |
片目の画素の数は、今のモデルの約3倍になる。Notebookcheckによると、この画面の細かさは、サムスンのVRヘッドセット「Galaxy XR」と同じだ。Steam Frame Hubは、画面はソニーかサムスンが作っているのではないかとみているが、はっきりした手がかりは無い。
画面の細かさを生かせるのか
課題もあるという。チップは今と同じなので、画面に送れるデータの量に限りがある。そのため、ふだんは片目1776×1920と、画面の細かさの半分で表示する。性能を少し落として、片目2368×2560で表示する試験的な設定もあるという。
Steam Frame Hubによると、Valveはこれを補うために、目で見ている部分だけを画面の側で細かく表示する仕組みを用意している。見ているところはくっきり見せ、そのほかは粗く表示することで、チップの負担を減らす。
かんたんに言うと
有機ELは、画素の一つ一つが自分で光る画面だ。光らせないところは真っ黒になるので、暗い場面がきれいに見える。VRヘッドセットは目のすぐ前に画面があるので、画面が細かいほど、ざらつきが目立たなくなる。
日本ではどうなるのか
今のSteam Frameは、日本では正規販売代理店のKOMODOを通じて売られている。Planoについては、Valveが何も発表していないので、日本で出るかどうかも分からない。
Steam Frame Hubは、ソースコードはまだ作りかけで、出るとしても早くて2027年の終わりごろだとみている。今のモデルの予約を取り消したり、期待しすぎたりしないよう呼びかけている。
まとめ
Valveが公開したソースコードから、有機ELのSteam Frameを作っている可能性が浮かんだ。画面は今の約3倍の細かさになるという。ただ、Valveは何も発表しておらず、製品になるか、いつ出るかは分からない。
- Steam Frame Hub「EXCLUSIVE: Here We Go Again… Valve is Making an OLED Steam Frame」(2026年10月14日)
- Notebookcheck「Steam Frame OLED reportedly in development with nearly three times the pixels per eye」(2026年10月14日)
- IT之家「消息称 Steam Frame OLED 头显正在开发:代号 Plano,单眼原生分辨率 3552*3840」(2026年10月14日)
- GitHub「evlaV/deckard-linux」(Steam Frameのソースコードの写し)
- KOMODO STATION「Steam Frame」(今のモデルの仕様)
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月15日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。