レグザの新しい有機ELテレビ「X990S」、熱の逃がし方を見直して明るさ約1.3倍 10月16日発売
TVS REGZAは10月8日、4K有機ELテレビの最上位「X990S」(65V型・55V型)を10月16日に発売すると発表した。新世代のRGBタンデム有機ELパネルと、2枚のアルミで熱を逃がす仕組みで、前の型より明るさを約1.3倍にした。同じ日に、Mini LED液晶の最上位「Z990S」も発売する。
ガジェット- ●新世代のRGBタンデム有機ELパネルを搭載
- ●アルミ2枚で熱を逃がし、明るさは前の型の約1.3倍
- ●近づくと電源が入り、天気やニュースを表示
明るい部屋でも有機ELのくっきりした映像を見たい人に向く。録画機能のタイムシフトマシンを使うには、別売の対応USBハードディスクが要る。
10月16日に発売する。価格はオープン価格で、売り値は店ごとに決まる。
TVS REGZAは2026年10月8日、4K有機ELテレビ「レグザ」の最上位モデル「X990S」を10月16日に発売すると発表した。大きさは65V型と55V型。新世代の「RGBタンデム」有機ELパネルを使い、熱を逃がす仕組みを新しくして、前の型(2025年の「X9900R」)より明るさを約1.3倍に上げた。
何が発表されたのか
| 製品 | 形名 | 大きさ |
|---|---|---|
| 4K有機ELレグザ | 65X990S / 55X990S | 65V型 / 55V型 |
| 4K Mini LED液晶レグザ | 85Z990S / 75Z990S / 65Z990S | 85V型 / 75V型 / 65V型 |
どれもオープン価格で、10月16日に発売する。
X990Sの売りは明るさだ。パネルの後ろに、2枚のアルミでできた「ダブルアルミ高放熱システム」を新しく開発して入れた。画面の表面には新しい反射を抑えるコートを使い、外の光の映り込みを、前の型より約50%減らした。夜空の星や夜の街明かりのような場面を、AIが見分けてきらびやかに見せる機能も加えた。
音は、18個のスピーカーを合わせて180Wのアンプで鳴らす(55V型は14個・170W)。低音を強める新しいスピーカーも入れた。
かんたんに言うと
有機ELは、画面の点の一つ一つが自分で光るので、黒がしっかり黒く見えるのが強みだ。一方で、明るく光らせるほど熱が出るため、熱をどう逃がすかが明るさを左右する。今回は、その熱の逃げ道をアルミ2枚にして、より明るく光らせられるようにした。
「RGBタンデム」は、赤・緑・青の光る層を重ねて作る、新しい世代の有機ELパネルのこと。
便利な機能も増えた
- テレビに近づくと、電波のセンサー(ミリ波レーダー)が人を見つけて自動で電源が入り、天気やニュースなどを映す「インフォメーションウィジェット」を載せた。ニュースは対応する番組の情報をもとに出すもので、対象の番組は地域で違う。
- 家族一人ひとりのプロフィールを切り替えられ、テレビに話しかけるだけで自分のプロフィールに替えて、おすすめの番組や、途中まで見た録画の続きを出せる。
地上デジタル放送を最大6チャンネル分まるごと録画しておける「タイムシフトマシン」にも対応する。録画番組やネット動画を組み合わせた2画面表示もできるようになった。
液晶の最上位「Z990S」も同時に発表
同じ日に、液晶テレビの最上位「Z990S」(85V型・75V型・65V型)も発表した。こちらも10月16日発売で、オープン価格だ。
液晶テレビは、画面の後ろから光(バックライト)を当てて映像を見せる。Z990Sは、その光に「Mini LED」というとても小さなLEDをたくさん並べ、場所ごとに明るさを変えて、くっきりした映像にしている。(10月8日追記)
- 画面全体が白い映像で、前の型(2025年の「65Z970R」)より最大約1.4倍明るくなった。
- 新しく開発したバックライトの電源の仕組みで、画面全体が明るい場面でも一番明るいところをさらに明るくできる。太陽の光が降り注ぐような場面のまぶしさを、本物に近く見せるという。
- 場所ごとに一瞬だけ黒い映像をはさんで、速い動きの残像を減らす「アドバンスドクリアスムース」に対応した。
- 斜めから見ても見やすい(視野角の広い)液晶パネルと、映り込みを抑えるコートを使う。
- 音は、13個のスピーカーを合わせて150Wのアンプで鳴らす。
製品名のとおり、地上デジタル放送をまるごと録画しておけるタイムシフトマシンにも対応する。
まとめ
X990Sは、有機ELの弱点とされてきた明るさを、熱の逃がし方の工夫で引き上げたテレビだ。明るいリビングでも映画やスポーツをくっきり見たい人には、店頭で見比べる価値がある。