「FFXIV」のスクエニ、ほかで漏れたパスワードでの不正ログインに注意喚起 使い回しは至急変更を、全員のパスワードリセットもありうる
スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジーXIV」のプレイヤーズサイトで、ほかの会社のサービスで漏れたとみられるメールアドレスやIDとパスワードの組み合わせで、スクウェア・エニックス アカウントに不正にログインされる例が出ていると注意を呼びかけた。同じ組み合わせを使っている人や、推測されやすいパスワードの人には、至急の変更を求めている。
IT- ●ほかのサービスで漏れたとみられるIDとパスワードの組み合わせで、スクウェア・エニックス アカウントへの不正なログインが起きている
- ●同じ組み合わせを使い回している人や、生年月日など推測されやすいパスワードの人に、至急の変更を求めている
- ●被害が疑われるアカウントはログインを制限。不正アクセスが増え続ければ、全アカウントのパスワードをリセットする可能性もある
FFXIVなど、スクウェア・エニックス アカウントを使うゲームやサービスを使っている人は、ほかのサービスと同じパスワードを使っていないかを確かめたい。使い回していたら、今すぐ変える。ワンタイムパスワードを設定すると、パスワードが漏れても入られにくくなる。
スクウェア・エニックスは、不正アクセスが増え続ければ、すべてのアカウントのパスワードをリセットする可能性があるとしている。その場合、全員がパスワードを決め直すことになる。
スクウェア・エニックスは2026年10月19日、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV(FFXIV)」のプレイヤーズサイト「The Lodestone」で、「不正アクセスとアカウント管理に関するご注意」を出した。ほかの会社のオンラインサービスで漏れたとみられるメールアドレスやアカウントIDとパスワードの組み合わせを使って、スクウェア・エニックス アカウントに不正にログインされる例が出ているという。
何が起きているのか
スクウェア・エニックスによると、次のような人が不正アクセスの被害に遭うおそれが高い。
- ほかのサービスと同じメールアドレス(またはID)とパスワードの組み合わせで、スクウェア・エニックス アカウントを使っている人
- 同じ文字や数字の繰り返しや、生年月日など、推測されやすいパスワードを使っている人
このような人には、至急パスワードを変えるよう求めている。
こうした手口は、「パスワードリスト攻撃」とも呼ばれる。どこかで漏れたIDとパスワードの組み合わせを、ほかのサービスのログインで片っ端から試すやり方だ。1本の合いかぎで、家も車も会社のロッカーも開けられてしまうようなもので、鍵を使い回すほど被害が広がる(TECHNOVAの見方)。
10月は、国内で個人情報の漏えいの発表が相次いでいる。GAME Watchは、頻発する漏えいで流れたとみられる組み合わせが使われていると伝えている(関連記事: 相次ぐ情報漏えい、原因の一つは「アプリを解析してサーバーを攻撃」)。
スクウェア・エニックスの対応
- ログインの制限: 被害に遭っていると思われるアカウントは、ログインを制限している。制限された場合は、登録したメールアドレスに解除の案内が届くので、パスワードを決め直してからログインする
- 全員のパスワードリセットの可能性: 不正アクセスがこの先も増え続ける場合、すべてのスクウェア・エニックス アカウントのパスワードをリセットする可能性もあるという
今からできること
- パスワードを変える: ほかのサービスと同じパスワードを使っているなら、スクウェア・エニックスの再設定のページから、すぐに変える。ほかで使っていない、推測されにくいものにする
- ワンタイムパスワードを使う: スクウェア・エニックスは、一定時間だけ使え、一度使うと無効になる「ワンタイムパスワード」を勧めている。スマホの認証アプリ(Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなど)や、専用の機器(セキュリティトークン)で使える。認証アプリは無料で入れられる
- 案内のメールに注意する: ログインの制限の解除の案内を装った偽のメールが来るおそれもある。メールのリンクから入らず、公式サイトを自分で開いて確かめると安心だ(TECHNOVAの見方)
かんたんに言うと
ほかのサービスで漏れたIDとパスワードを使って、スクウェア・エニックスのアカウントに不正にログインする攻撃が起きている。同じパスワードを使い回している人は、至急変えたい。ワンタイムパスワードを設定すれば、パスワードが漏れても入られにくくなる。
まとめ
スクウェア・エニックスは、ほかのサービスで漏れたとみられる組み合わせによる不正なログインを確認し、利用者にパスワードの変更とワンタイムパスワードの導入を呼びかけた。被害が続けば、全員のパスワードのリセットもありうるという。大事なゲームのデータを守るためにも、パスワードの使い回しはやめたい。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月19日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。