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Spotify、AIで量産された低品質な曲など5,000万曲超をおすすめから外す 人のアーティストの曲を優先

Spotifyは10月20日(米国時間)、AIで大量に作られた低品質な曲やスパムの曲を、今年だけで5,000万曲以上おすすめから外したと発表した。聞き飛ばされる曲を調べて、おすすめの仕組みをこの半年で何度も改め、人のアーティストの曲を出しやすくした。AIで作られた人格のアーティストに付けるバッジなど、聞く人への手がかりも増やしている。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月21日 14:15・ 読了 約4分
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画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●SpotifyがAIで量産された低品質な曲やスパムの曲を、今年だけで5,000万曲以上おすすめから外したと発表。これとは別に7,500万曲超を削除している
  • ●聞き飛ばされる曲の多くがこうした曲だと分かり、この半年でおすすめの仕組みを何度も改めた。苦情ははっきり減ったという
  • ●AIで作られた人格のアーティストにはバッジを付け、ふだんはおすすめに出さない。本物の人だと確かめたバッジも30万組以上に付けた
じぶんごと

Spotifyのおすすめで知らない名前の曲が続くときは、アーティストのページのバッジや、再生画面のクレジットを見ると、AIで作られた人格かどうか、AIをどう使ったかの手がかりになる。曲を配信しているアーティストは、自分の名前で勝手に曲が出されないよう、プロフィールの保護の機能を確かめておきたい。

この先どうなる

Spotify自身、AIで作られたかを見分ける技術には限界があり、生成AIが進むほど難しくなると認めている。プロフィールの保護は年内にすべてのアーティストに広げ、聞く人がAIの人格を報告できる仕組みも用意するとしている。

音楽配信のSpotifyは2026年10月20日(米国時間)、AIで大量に作られた低品質な曲やスパムの曲を、今年だけで5,000万曲以上おすすめから外したと発表した。1年前に打ち出した、AIの時代のスパムやなりすましからアーティストと聞く人を守る取り組みの、1年目の報告にあたる。

何をしたのか

Spotifyは、こうした曲を「slop(スロップ)」や「スパム」と呼ぶ。slopは、AIで手軽に量産された質の低い中身を指す英語の言い回しだ。

  • おすすめから外した: 今年だけで5,000万曲以上を、利用者へのおすすめから外した
  • 配信そのものも削除: これとは別に、ルールにひどく、またはくり返し違反した7,500万曲以上のスパムの曲を、Spotifyから削除している
  • 編集部も同じ基準: Spotifyの編集者が作るプレイリストにも、slopやスパムと判断した曲は入れない

きっかけは、利用者が聞き飛ばしたり、聞きたくないと伝えたりした曲を調べたことだ。そうした曲の多くが、slopやスパムと判断される曲だった。Spotifyはこの半年でおすすめの仕組みを何度も改め、本物の人のアーティストの曲を出しやすくした。その後、おすすめにこうした曲が出るという利用者の苦情は、はっきり減ったという。

どうやって見分けるのか

Spotifyは、1つの手がかりだけでは見分けられないとして、いくつもの情報を組み合わせている。

  • 利用者の聞き方や反応
  • 曲のアップロードのされ方
  • 曲名やアーティスト名などの付随する情報(メタデータ)
  • 複数の外部のAI検出ツールの判定

あわせて、曲の大量のアップロード、同じ曲の重複、検索で上に出るための細工、スパムのプレイリストの網、わざと短くした曲など、新しい手口も探している。

一方でSpotifyは、AIで作られたかを見分ける技術には限界があり、生成AIが進むほど難しくなるとも認めている。

聞く人への手がかりも増やした

この1年で、聞く人が曲やアーティストを判断するための仕組みも加えた。

仕組み 内容
AIクレジット 4月に開始。どのパートや楽器をAIで作ったかを、アーティストが示す。毎日数万件の届け出があり、スマートフォンの再生画面の曲のクレジットで見られる
Verified by Spotify 本物の人がいると確かめたアーティストに付けるバッジ。30万組以上に付き、Spotifyで検索されるアーティストの99%以上にあたる。7割以上は大手のレーベルに属さない独立したアーティストだ
AI Personaのバッジ アーティストの人格がAIで作られたとみられる場合に付ける。すでに数千件に付けた。ふだんはおすすめに出さず、利用者がフォローしたときなどに限る
アーティストのプロフィールの保護 自分の名前で届いた曲を、公開前に確かめられる。試験版に数千組が参加し、年内にすべてのアーティストに広げる
収益の条件 収益を受け取るには1,000回の再生が必要。AIで作られた可能性が高い曲は、この条件に届かないことが10倍多い

Spotifyは、アーティストの人格がAIで作られたとみられるときに表示している大手の音楽配信は、今のところ自社だけだとしている。

収益の条件は2024年から設けているもので、曲を大量に作って本物のアーティストに回るはずの収益をかすめ取る手口を防ぐ、最初の壁になっているという。

AIの曲を締め出すわけではない

今回の方針は、AIを使った曲をすべて排除するものではない。Spotifyは、AIをどう使うかはアーティスト自身が決めることだとしたうえで、だます、なりすます、スパムで埋めるといった使い方から守るとしている。

AI Personaのバッジも、曲の作り方ではなく、アーティストとして名乗っている人物が実在するかどうかを示すものだ。Spotifyは同じ日に、権利者の許諾を得たうえで、ファンが既存の曲をAIでアレンジできる仕組みに向けた提携も発表している(BelieveとSpotifyの提携の記事)。

かんたんに言うと

レコード店の「店員のおすすめ」の棚に、機械で大量に刷った中身の薄いCDが紛れ込んできたので、棚から下げて、作り手の顔が見えるCDを前に並べ直した、という話だ。CDそのものを店から追い出したわけではなく、どれがどんな作り手のものかを示す札も付けた。

日本ではどうなるのか

Spotifyは日本でも使える。今回の発表は特定の国に限った話としておらず、日本の利用者へのおすすめにも同じ仕組みが関わるとみられる(TECHNOVAの見方)。日本語での発表は見当たらなかった。

AIクレジットは、スマートフォンのアプリの再生画面から曲のクレジットを開くと見られる。気になる曲があったら、アーティストのページのバッジとあわせて確かめておきたい。

まとめ

Spotifyは、AIで量産された低品質な曲やスパムの曲を、今年だけで5,000万曲以上おすすめから外し、人のアーティストの曲を出しやすくしたと発表した。AIの人格を示すバッジや本人確認のバッジ、AIの使い方を示すクレジットも広げている。AIを使った曲を締め出すのではなく、だます使い方から聞く人とアーティストを守るのがねらいだ。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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