GMO Flatt Security、AIで企業への侵入を試す抜き打ちテスト開始
GMO Flatt Securityが、AIで企業全体への侵入リスクを調べるサービスを開始した。承認された対象に30日の実施期間内で抜き打ち試験を行う。2026年12月31日までの申し込みは一律98万円(税抜)。
IT- ●GMO Flatt SecurityがAI侵入試験を開始
- ●承認した対象に30日の実施期間内で抜き打ち試験
- ●2026年12月31日までの申し込みは98万円(税抜)
会社の情報管理を担う人にとって、把握していない公開資産も検証対象に含められるサービスだ。
GMO Flatt Securityは、定期的に試験を実施できる年間プランの提供を予定している。
GMO Flatt Securityは2026年10月21日、「不正アクセス抜き打ちテスト byGMO」の提供を開始した。AI(人工知能)を使い、攻撃者の立場で会社全体への侵入リスクを調べるサービスだとしている。
承認した対象へ、抜き打ちで侵入を試す
同社のセキュリティエンジニアが、複数のAIエージェントを指揮する。AIエージェントとは、作業を進めるAIの仕組みだ。試験では、個人情報や顧客の保有情報の奪取、システムの掌握を目標とする。
同社によると、対象の事前知識がない状態から外部攻撃を試みる。既知の弱点を悪用するだけでなく、新たな弱点の発見・悪用も試みるという。
ただし、無断でどこにでも侵入を試すものではない。攻撃対象は利用企業が承認した資産で、除外したい資産は事前に外せる。試験は30日の実施期間内に、日時を予告せず行う。
かんたんに言うと、会社の「戸締まり」を実際に確かめる
ペネトレーションテストとは、実際に侵入される恐れがあるかを検証する試験だ。建物にたとえれば、鍵があるかを見るだけでなく、外から中へ入れてしまうかを確かめる作業に当たる。
利用企業が準備するのは、必ず対象に含めたいドメインの一覧のみだ。ドメインとは、インターネット上の住所に当たる名前である。
同社によると、その名前を手掛かりに、インターネット上に公開されている資産を探す。利用企業が把握していなかった資産も、検証対象に含められるとしている。
結果の報告と料金は
重大な不正アクセスが可能な状態を発見した場合は、試験終了を待たずに速報する。
報告には、発見した資産や侵入・情報取得の成否、実際に取得した情報を含む。さらに攻撃経路の構成図と、侵入から目的達成までの過程も示す。侵入できたかどうかに加え、どこを通って目的に達したかも報告する形だ。
2026年12月31日までの申し込みは、対象規模を問わず一律98万円(税抜)。個別の見積もり手続きは不要だ。
まとめ
このサービスは、承認した資産に対し、日時を知らせず侵入や情報取得を試すものだ。同社によると、把握していなかった公開資産も含め、攻撃者の視点で検証する。同社は今後、定期的に試験を実施できる年間プランの提供を予定している。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。