Nothing「Phone (4b)」を買う前に知りたいこと 電池は約3年で9割、更新は6年、防水は水しぶきまで
Nothingが10月27日に日本で発売する「Phone (4b)」は、5万9800円で、おサイフケータイと背面の光る通知を備えたスマホだ。買う前に確かめたいのは、電池の持ちと寿命、ソフトの更新の年数、防水の度合い、楽天モバイルの「実質価格」の条件だ。発表の数字から、何が分かるのかを整理した。
ガジェット- ●電池は5,200mAhでNothingのスマホで最大。1,200回の充電のあとも容量の90%を保ち、Nothingはふつうの使い方で約3年分としている
- ●Androidの更新は3年、セキュリティの更新は6年。防水はIP64で、水しぶきには耐えるが、水の中では使えない
- ●価格は5万9800円(楽天モバイルは5万8900円)。楽天モバイルの「実質4万2900円」は、他社からの乗り換えなどの条件を満たしたときのポイント還元込みの値段だ
SNSや動画、地図、キャッシュレスの支払いが中心で、6万円前後で長く使えるスマホを探している人には候補になる。お風呂やプールでも使いたい人や、高い画質で重いゲームを遊びたい人は、ほかの機種とも比べたい(TECHNOVAの見方)。
10月27日に、Nothingの公式サイトや楽天モバイルなどで発売される。Androidの更新は3年、セキュリティの更新は6年続く。電池は約3年で容量の90%になる目安なので、長く使うなら、どこかで電池の減りを感じる場面も出てきそうだ(TECHNOVAの見方)。
Nothingは、新しいスマホ「Phone (4b)」を2026年10月27日に日本で発売する。価格は5万9800円(税込)で、おサイフケータイに対応し、背面の光で通知を知らせる。発売の概要はニュースの記事にまとめた。この記事では、買う前に確かめたい点を、Nothingと楽天モバイルの発表の数字から整理する。
どんな位置づけのスマホか
Nothingによると、Phone (4b)は、同社のスマホの中で新しい入門向けのモデルだ。上の「Phone (4a)」シリーズのデザインを受け継ぎ、カメラのまわりが透けて見えるNothingらしい見た目を残した。
頭脳にあたるプロセッサーは、Qualcommの「Snapdragon 6 Gen 4」。Nothingの測定では、「Phone (3a) Lite」と比べて、処理の速さが15%、画像の処理が25%上がり、AIの処理は最大240%速くなった。
SNSや動画、地図、支払いなどの毎日の使い方には十分な力がありそうだ。一方で、高い画質の設定で重い3Dのゲームを遊ぶといった使い方は、より上の機種のほうが向く(TECHNOVAの見方)。
電池は「1日の持ち」と「何年もつか」の両方を見る
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電池の容量 | 5,200mAh(Nothingのスマホで最大) |
| ふつうに使ったとき | 最大18時間(Phone (4a)より最大1時間長い) |
| 通話 / 音楽 / YouTube | 最大46時間 / 最大34時間 / 最大22時間 |
| 電池の寿命 | 1,200回の充電のあとも容量の90%を保つ(ふつうの使い方で約3年分) |
| 充電の速さ | 33Wの有線で、残り1%から50%まで約27分、100%まで約80分 |
1日の持ちに加えて、注目したいのが電池の寿命だ。スマホの電池は、充電と放電を繰り返すうちに少しずつためられる量が減っていく。Nothingは、衝撃に強い「Safe Cell Technology」を使い、1,200回の充電のあとも容量の90%を保つとしている。ふつうの使い方で約3年分にあたるという。
ソフトの更新は、Androidのバージョンアップが3年、セキュリティの更新が6年続く。セキュリティの更新が続く6年のあいだ使い続けるなら、後半は電池の減りを感じる場面も出てきそうだ。長く使うつもりなら、電池の交換の受け付けや料金も、買う前に確かめておくと安心だ(TECHNOVAの見方)。
防水は「水しぶきまで」
Phone (4b)の防水・防じんは「IP64」だ。IPのあとの1つ目の数字はちりやほこり、2つ目の数字は水への強さを表す。
- 6(ちり・ほこり): 細かいちりが入らない、いちばん上の等級
- 4(水): あらゆる方向からの水しぶきに耐える。楽天モバイルの発表では、水の中では使えないとしている
雨の中で使ったり、キッチンで水がはねたりする程度なら大丈夫そうだ。ただ、お風呂に持ち込む、プールに落とす、といった使い方には向かない(TECHNOVAの見方)。
本体は、新しい一体型の作りで、曲げる力に最大600Nまで耐えるように設計した。
日本で使うための対応
- おサイフケータイ: 日本向けにFeliCaを積み、おサイフケータイに対応する。使いたい支払いや乗車券のサービスが対応しているかは、それぞれのサービスの案内で確かめたい
- eSIM: nanoSIMとeSIMの2つの回線を使える
- 5G: 5Gは「Sub6」という電波にだけ対応し、さらに速い「ミリ波」には対応しない(楽天モバイルの発表)
- 生体認証: 顔と指紋の両方で画面のロックを解除できる
値段の見方
| 買う先 | 価格 | 色 |
|---|---|---|
| Nothingの公式サイトなど | 5万9800円 | ホワイト、ブラック |
| 楽天モバイル | 5万8900円 | ホワイト、ブラック、ブルー(楽天モバイルだけ) |
楽天モバイルは、条件を満たすと「実質4万2900円」になるとしている。他社から電話番号をそのまま乗り換えて、「Rakuten最強プラン」か「Rakuten最強U-NEXT」を初めて申し込んだ人に、最大1万6000ポイントの楽天ポイントを返すためだ。
最大1万6000ポイントは、乗り換えの特典の1万ポイント(エントリーが必要)と、対象のAndroidのスマホを買った特典の6,000ポイントを合わせたものだ。ポイントは期間限定で、還元には条件がある。楽天モバイルは、「実質価格」は実際に払う金額とは違うと断っている。
背面の光は何に使うのか
背面の「Glyphバー」は、45個の小さなLEDを5つの四角に並べたもので、最大3,500ニトで光る。スマホを裏返して置いたまま、画面を見ずに次のことが分かる。
- 配車や配達の進み具合、タイマー、充電の具合、カメラのカウントダウン
- 大切な人からの電話や、特定のメッセージ、アプリの通知(光り方を自分で決められる)
動画を撮っている間は赤いライトがつき、自分だけでなく、まわりの人にも撮影中だと分かる。
会議中や食事中に、画面を表に向けずに大事な連絡だけ気づける。スマホを見る回数を減らしたい人にも合う使い方だ(TECHNOVAの見方)。
画面とカメラ
- 画面: 6.77インチの有機EL(スーパーAMOLED)。最大120Hzで滑らかに動き、明るさは最大2,000ニト(屋外で1,200ニト)。表示の位置を細かくずらして、焼き付きを起こしにくくしている
- カメラ: 背面はSamsung製の5,000万画素のメインと、800万画素の超広角(視野角119.5°)。メインは光学式の手ぶれ補正に対応する。前面は約1,600万画素。4K・30fpsの動画や、前と後ろのカメラで同時に撮る動画も撮れる
- 大きさと重さ: 高さ約164.4mm、幅約78.22mm、厚さ約8.65mm、重さ約210g
かんたんに言うと
Phone (4b)は、6万円前後で、おサイフケータイと大きな電池、6年のセキュリティの更新をそろえたスマホだ。電池は約3年で容量の90%になる目安で、防水は水しぶきまで。楽天モバイルの「実質4万2900円」は、乗り換えなどの条件を満たしたときの値段だ。
まとめ
Phone (4b)は、見た目の個性と日常の使いやすさを、6万円前後にまとめたスマホだ。買う前には、電池の寿命と更新の年数をくらべて何年使うかを考え、防水が水しぶきまでであることも確かめたい。楽天モバイルで買うなら、実質価格の条件が自分に当てはまるかを見ておきたい。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。