KDDI、povo組み込みのモバイルルーターを追加 10GBが1年間付属
KDDIなど3社は、povoの通信を組み込んだ富士ソフトのルーターを追加した。1年間有効の10GBと、公衆Wi-Fiサービスが付属する。利用開始の手続きや、データを使い切った後の速度など、条件も確認したい。
ガジェット- ●KDDIなど3社がpovo組み込みルーターを追加
- ●1年間有効の10GBと公衆Wi-Fiサービスが付属
- ●利用開始にはpovo2.0の登録と開通手続きが必要
災害時の通信手段を備えたい人や、離れて暮らす家族の見守りを考える人に関係する製品だ。
KDDIが目指す通信の組み込みが進めば、ルーター以外の機器にも選択肢が広がる可能性がある。
KDDIなど3社は2026年10月20日、通信を製品に組み込む「ConnectIN povo」にルーターを追加した。富士ソフトの「+F FS045W(+F ConnectIN povo対応モデル)」を同日発売した。
10GBと公衆Wi-Fiが1年間付属
本体には、povo2.0のデータ容量10GBが付属する。有効期間は1年間だ。KDDIによると、本体購入後は基本料0円で1年間10GBの通信を利用できる。
ルーターは、au回線の4G LTE(携帯電話向けの通信方式)に対応する。販売窓口は富士ソフトの「+F ConnectIN povo」特設サイトだ。
Wi2の「ギガぞうWi-Fi」も1年間付属する。これは、店舗などの無線通信設備を使う公衆Wi-Fiサービスだ。対象は国内の主要カフェ・飲食店など全国10万以上のスポットとなる。
付属分は1年後に自動解約となる。その後は別途月額590円(税込)で契約できる。
かんたんに言うと
ConnectIN povoは、個人向け製品やサービスにpovoの通信を組み込む仕組みだ。たとえるなら、道具に通信の利用券を添えて届ける形に近い。ただし、購入するだけで利用が始まるわけではない。
利用開始には、povo2.0アカウントの登録と、通信を使える状態にするアクティベートが必要だ。povoはオンライン専用で、180日超の継続利用には一定の条件がある。
基本料0円でデータ残量が0GBの場合、通信速度は最大128kbpsとなる。追加データは専用トッピング(追加購入する通信プラン)で購入できる。
24時間データ使い放題なども用意する。ただし、混雑時や動画・クラウドゲーム利用時は速度制限の場合がある。
災害時の備えと家族の見守り
KDDIは、災害時の通信確保や、離れて暮らす家族の見守り用途を想定している。同社によると、データ消費履歴を家族の見守りに役立てられるという。
公衆Wi-Fi利用時の保護機能もある。KDDIによると、ギガぞうWi-FiはVPN(通信を保護する仕組み)機能を備える。暗号化されていないフリーWi-Fiにも安全に接続できるとしている。
まとめ
今回の製品は、ルーターに通信容量と公衆Wi-Fiサービスを組み合わせたものだ。基本料0円という点だけでなく、付属容量の有効期間や、継続利用の条件も確認したい。
ConnectIN povoは2025年7月に始まり、従来はモバイルPC向けに提供していた。KDDIは今後も、さまざまな機器への通信の組み込みを目指す。通信付きの機器を選ぶ場面が広がる可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。