Metaなどが西アフリカの詐欺網摘発に協力、370万超のアカウントなど削除
Metaなどが西アフリカの詐欺網への共同摘発の成果を発表した。FacebookとInstagramで370万超のアカウントなどを削除。企業と捜査機関が情報を共有し、逮捕や人身売買被害者の救出につなげた。
IT- ●Metaなどが西アフリカの詐欺網への共同摘発に協力した
- ●Metaは370万超のアカウントやページ、グループを削除した
- ●Metaによると、28人の逮捕と被害者117人の救出が確認された
ネットで知り合った相手からの投資話や、前払いを求める求人に接する人に関わる話だ。
Metaは今後も捜査機関や業界と協力し、詐欺組織の追跡を続ける方針だ。
Metaなどは2026年10月13日、西アフリカの詐欺網への共同摘発の成果を発表した。ネット上のアカウント削除に加え、逮捕や人身売買被害者の救出も報告された。
企業と捜査機関が情報を持ち寄った
作戦を主催したのは英国国家犯罪対策庁(NCA)だ。米司法省などと連携し、ナイジェリアやガーナなどに拠点を置く詐欺組織を対象にした。参加企業にはCoinbase、Google、Microsoft、OpenAIなどが含まれる。
Metaによると、西アフリカの詐欺網を広く狙った初の共同摘発となった。参加者はサービスや国境、金融システムをまたぐ情報を共有し、詐欺網を追跡した。
MetaはFacebookとInstagramで370万超のアカウントやページ、グループを削除した。同社によると、大半は米英の利用者を装い、米英の人々を狙っていたとみられる。Microsoftも詐欺活動との関連が疑われるアカウントを停止した。
Metaによると、30カ所超の詐欺拠点の手掛かりを捜査機関と共有した。捜査機関は28人の逮捕を確認したという。ガーナでは、人身売買被害者117人が救出された。被害者は詐欺への従事を強制され、監禁や身体的・心理的虐待を受けていた。
かんたんに言うと、信用を作って金銭を求める詐欺
対象となった投資詐欺は、偽の恋愛・仕事関係で信用を得て、架空の投資へ誘導する手口だ。身近なたとえで言えば、親しい相手の顔をした偽の案内役が、存在しない投資先へ連れていくようなものだ。
求人やオンライン作業を提示し、前払い料金や送金を求める詐欺も対象となった。警察・政府職員や軍人を装って金銭を求める手口も含まれる。被害金の回収を約束して前払い料金を取り、被害者を再びだます手口もあった。
被害が進行中の人への対応も報告された。Metaによると、Coinbaseは詐欺被害者65人超を特定した。41万5,000ドル超の潜在的な損失を未然に防いだとしている。
日本では
日本との関わりは発表には書かれていない。削除対象の大半については、米英の人々を狙っていたとみられるとの説明にとどまる。
まとめ
今回の発表は、アカウントの削除だけでなく、捜査や被害者の救出まで含むものだ。Metaは今後も捜査機関や業界と協力し、詐欺組織の追跡を続ける方針を示した。サービスごとに分かれた情報を持ち寄る取り組みが、詐欺網の追跡を支える可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月13日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。