オーディオテクニカ、木曽檜と越前漆の最上位ヘッドホン「ATH-AWX7000」 米国で3,799ドル 日本での発売は未発表
オーディオテクニカは、木のハウジングを使う密閉型ヘッドホンの最上位モデル「ATH-AWX7000」を海外の公式サイトに載せた。ハウジングは木曽檜で、越前漆を手で塗って仕上げる。米国の価格は3,799ドル。日本の公式サイトには、10月24日の時点で製品のページもお知らせも無い。
ガジェット- ●オーディオテクニカが、木のハウジングの密閉型ヘッドホンの最上位「ATH-AWX7000」を出す
- ●ハウジングは木曽檜で、越前漆を手で塗る。新しい振動板の技術「HMD」を使う
- ●米国で3,799ドル、英国で3,299ポンド。日本での発売日と価格は発表されていない
高級なヘッドホンを探している人や、日本の木工や漆の工芸が好きな人に関わる。日本ではまだ発表されていないので、買えるかどうかは日本の公式サイトの知らせを待つ必要がある。
オーディオテクニカの日本の公式サイトには、10月24日の時点でこの製品の案内は無い。日本での発売日と価格が発表されるかどうかが、次の確認点だ。
オーディオテクニカは、木のハウジング(音を出す部分を包むケース)を使うヘッドホンの最上位モデル「ATH-AWX7000」を、米国・英国・欧州の公式サイトに載せた。耳を包んで音を外に漏らしにくい「密閉型」で、ハウジングに木曽檜を使い、越前漆で仕上げる。
どんなヘッドホンか
同社は、木のハウジングのヘッドホンづくりの頂点にあたるモデルと位置づける。ハウジングは木曽檜で作る。木曽檜は、神社や寺を建てるのにも使われてきた、日本でも指折りの木材だ。1,500年を超える歴史がある越前漆を手で塗り、木目の色や美しさを引き出す。使ううちに木の色は濃くなり、1台ずつ味わいが変わるという。
フレームとアームは軽いマグネシウム、長さを調整するスライダーは削り出しのアルミニウムだ。これらは「勝色(かちいろ)」と呼ぶ深い紺色に仕上げた。同社は、侍の縁起の良い色だと説明している。耳に当たるパッドと頭に当たる部分には、日本の鹿の革を使う。同社によると、木のハウジングのヘッドホンは、すべて東京で作っている。
音を出す仕組み
音を出す部品(ドライバー)は直径58mmだ。音を空気の振動に変える膜(振動板)に、新しく開発した「HMD(Hybrid Matrix Diaphragm)」という技術を使う。振動板は、樹脂の薄い膜と金属のドームを貼り合わせて作る。HMDは、この貼り合わせる面を広げて、大きな音を出すときの力を分散させ、膜の形を保ちやすくする。
これに、開放型の「ATH-ADX7000」で使った、振動板を精密に成形する技術「HXDT」を組み合わせた。同社によると、振動板が一体になって動くことで、音の立ち上がりや強弱の表現がよくなり、低い音を深く出せるという。
かんたんに言うと
ヘッドホンの中では、太鼓の皮のような薄い膜が細かく震えて音を出している。密閉型では、閉じたケースの中の空気が膜を押し返すため、膜がゆがみやすい。新しい膜は、貼り合わせを強くしてゆがみにくくし、思いどおりに震えるようにした、ということだ。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 密閉型・ダイナミック型 |
| ドライバー | 直径58mm |
| 再生できる音の高さ | 5〜50,000Hz |
| 感度 | 97dB/mW |
| インピーダンス | 48Ω |
| 最大入力 | 1,000mW |
| 重さ | 約353g(ケーブルを除く) |
| 付属品 | 着脱できるケーブル2本(4ピンのXLRのバランスケーブル2.5m、6.3mmの標準プラグのケーブル3.0m)、持ち運び用のハードケース、ケーブル用のポーチ |
バランスケーブルは、左右の音を別々の線で送る方式に対応した、主に据え置きのオーディオ機器とつなぐケーブルだ。
いくらで、どこで買えるか
公式サイトの価格は、米国が3,799ドル、英国が3,299ポンド、欧州が3,799ユーロだ。
日本ではどうなるのか
オーディオテクニカの日本の公式サイトには、10月24日の時点で、この製品のページもお知らせも無い。日本での発売日と価格は発表されていない。
まとめ
オーディオテクニカは、木曽檜と越前漆を使った密閉型ヘッドホンの最上位モデル「ATH-AWX7000」を海外の公式サイトに載せた。新しい振動板の技術を使い、米国では3,799ドルだ。日本での発売は、まだ発表されていない。