ASUS、WiFi 8対応のZenWiFi BN12を出荷、接続の安定性を重視
ASUSが、WiFi 8対応のメッシュルーター「ZenWiFi BN12」の出荷開始を発表した。最高速度の向上より接続の信頼性を重視し、部屋の移動や複数の用途での同時利用を支えるとしている。日本での提供は未発表だ。
ガジェット- ●ASUSがZenWiFi BN12の出荷開始を発表
- ●WiFi 8は最高速度より接続の信頼性を重視
- ●日本での提供は発表されていない
部屋を移ると通信が途切れたり、動画とビデオ通話の同時利用が気になったりする家庭に関わる製品だ。
接続の安定性を重視する家庭で、ルーター選びの着眼点が最高速度以外にも広がる可能性がある。
ASUSは2026年10月20日、無線通信のWiFi 8に対応する「ZenWiFi BN12」の出荷開始を発表した。同社によると、WiFi 8対応のメッシュルーターとして世界初だ。
速さよりも、つながり続けることを重視
ZenWiFi BN12は、3つの周波数帯を使うトライバンド機だ。ASUSによると、最大速度は19Gbps(データを送る速さの単位)となる。
ただし、同社がWiFi 8の特徴に挙げるのは、最高速度の向上より接続の信頼性だ。中・長距離の通信性能や、電波が弱い場所での接続を改善するとしている。
通信範囲の端にある、低消費電力のIoT機器との接続も改善するという。IoT機器とは、インターネットにつながる機器のことだ。最高速度の数字だけでなく、電波が届きにくい場所にも焦点を当てた説明になっている。
かんたんに言うと、家の通信をチームで支える
メッシュの仕組みは、家の中に置いた複数の親機・子機が、チームとして通信を支えるイメージだ。ASUSによると、連携機能のSmart AiMeshが機器間の通信を協調させる。
同社は、2台セットで最大7,000平方フィートをカバーするとしている。部屋や階を移動しても、接続が途切れにくいという。連携に対応するAiMesh対応機器を追加し、通信範囲を広げることもできるとしている。
通信の順番を調整するAdaptive QoEも備える。いわば交通整理役で、ASUSによると、通信状況や使うアプリに応じて優先順位を自動調整する。動画視聴、ビデオ通話、ゲームなどの同時利用を支えるという。
電波の状態を調べるWiFi Insightも搭載する。ASUSによると、WiFi以外も含めた電波干渉を分析する機能だ。通信状況の可視化や、使用する電波の通り道に当たるチャンネルの自動切り替えに対応する。24時間の履歴を記録する機能も備える。
日本では提供状況が未発表
日本での提供は発表されていない。今回の資料には、日本での発売日や時期、価格、日本語への対応は書かれていない。
出荷開始の発表はあるが、日本で購入・利用できるかは、この資料では確認できない。
まとめ
ZenWiFi BN12は、ASUSによると、最大速度に加え、通信範囲の端や移動中の接続を重視した製品だ。通信の優先順位の調整や、電波干渉の分析も組み合わせている。
接続が途切れにくいことや、家族が同時に使いやすいことが、家庭用ルーターを選ぶ際の着眼点として広がる可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。