ゼビオ子会社の通販に不正アクセス 購入者情報最大128,311件が漏えいの可能性
ゼビオHDは10月23日、子会社GALLERY・2の通販が使うECプラットフォーム「Commerble」に不正アクセスがあり、購入者の名前やメールアドレスなどが漏えいした可能性があると発表した。カード番号とパスワードは含まれない。
IT- ●子会社GALLERY・2の通販を支える「Commerble」に不正アクセス
- ●購入者の名前やメールアドレスなど最大128,311件に漏えいの可能性
- ●カード番号とパスワードは含まれない。通販サイトは10月18日に停止した
2019年4月2日以降にGallery・2オンラインショップを使った人に関係する。会社を装うメールのリンクを開かず、決済情報などを入力しないよう求めている。
対象の人への個別の連絡と注意の呼びかけを準備している。通販サイトは安全を確かめたうえで、段階的な再開を検討する。原因と範囲は調査が続いている。
ゼビオホールディングスは2026年10月23日、子会社の株式会社GALLERY・2の通販で、個人情報が漏えいした可能性があると発表した。通販が使う、ほかの会社のECプラットフォーム「Commerble(コマーブル)」が不正アクセスを受けた。
何が起きたのか
GALLERY・2は、渋谷や新宿などに店を持つスポーツ用品店だ。通販サイト「Gallery・2オンラインショップ」は、株式会社CommerbleのECプラットフォームで動いていた。ECプラットフォームは、通販サイトを動かす仕組みを貸すサービスだ。
Commerbleの親会社から届いた報告書によると、経緯は次のとおりだ。
- 10月16日、Commerble側のシステム管理用の認証情報(システムに入るためのIDやパスワードなど)が不正に取られた
- 10月17日、管理用のクラウド環境を経由して顧客データベースに入られ、顧客情報を表示する操作が行われた
- 10月18日、支払いの入力画面の改ざんが見つかり、同じ日に通販サイトを止めた
アクセス制限の設定の不備などが悪用されたという。詳しい原因と流出の範囲は、調べている最中だ。
漏えいした可能性がある情報
Commerbleによると、対象は2019年4月2日から2026年10月18日までの利用者の情報だ。
| 区分 | 最大の件数 | 中身 |
|---|---|---|
| 購入者情報 | 128,311件 | 氏名、メールアドレス |
| 住所などの情報 | 121,654件 | 購入者住所、配送先住所、電話番号 |
| メール送信履歴 | 157,581件 | 注文確認メールの本文、送信先メールアドレス |
区分どうしで重なりがあり、足した数が人数になるわけではない。情報を表示する操作は確かめられたが、外へ持ち出された事実は今のところ確認されていない。
クレジットカード番号とログインパスワードは含まれない。Commerbleによると、調査の結果、カード番号の漏えいは無かった。不正な利用などの二次被害も、今のところ確認されていない。
利用者へのお願いと問い合わせ先
GALLERY・2は、対象のお客様への個別の通知と注意の呼びかけを準備している。会社を装った不審なメールなどが届いたら、リンクを開かず、個人情報や決済情報を入力しないよう求めている。問い合わせは「G2-セキュリティ窓口」(security@gallery2.jp)で受け付けている。
会社の対応と業績への影響
GALLERY・2は10月21日付で、個人情報保護委員会(個人情報の扱いを見守る国の機関)に報告した。Commerbleは警察に通報した。Commerbleと親会社のシグマコンサルティング株式会社は、管理用の機能を外から使えなくした。認証情報を変えるなどの対策もしたという。
Commerbleは、ほかの利用企業の環境でも予防の対策を進めている。調べた記録の範囲では、ほかの環境に同じ不正アクセスの跡は見つかっていない。
ゼビオグループは、外部のクラウドサービスの管理の体制を点検する。業績への影響は軽微だと見込んでいる。
まとめ
GALLERY・2の通販が使う「Commerble」が不正アクセスを受け、購入者の情報が漏えいした可能性がある。カード番号とパスワードは含まれない。会社を装う不審なメールに注意するよう呼びかけている。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。