NVIDIA、新ドライバー公開 ゲームの描画準備をクラウドで事前処理
NVIDIAが新しいゲーム向けドライバーを公開した。描画の準備をクラウドで済ませ、PCに合ったデータを届ける機能に対応。起動時の待ち時間やプレイ中の描画の途切れを解消するとしている。日本での提供は発表されていない。
IT- ●NVIDIAがゲーム向けの新ドライバーを公開
- ●描画の準備をクラウドで行い、PCに合ったデータを配信
- ●日本での提供は発表されていない
PCでゲームを遊ぶ人にとって、起動時の待ち時間や描画の途切れに関わる更新だ。
対応作品では、描画の事前準備をクラウドに任せることで、待ち時間の負担が減る可能性がある。
NVIDIAは2026年10月21日、新しいGeForce Game Ready Driverを公開した。ゲームの描画を事前に準備する機能に対応し、NVIDIAアプリと公式サイトから入手できる。
新ドライバーで何が変わるのか
ドライバーは、PCの部品をソフトウェアから動かすための基本ソフトだ。今回の更新では、Call of Duty: Modern Warfare 4のAdvanced Shader Deliveryに対応する。
Advanced Shader Deliveryは、描画処理の事前準備をクラウドで行う仕組みだ。ゲームを取得・更新するときに、そのPCに合った処理済みデータを届ける。配信にはXbox PCアプリを使う。
NVIDIAによると、Xbox PCアプリがあれば、Steamで購入した作品でも同機能を使える。対応作品にはGears of War: E-Dayも含まれる。
Call of Duty: Modern Warfare 4では、描画を滑らかにする機能も案内された。NVIDIAによると、RTX 50シリーズで最大6倍のフレーム生成に対応する。フレーム生成とは、映像の間に新たな画像を補う処理だ。
また、入力から反応までの遅れを減らすReflexにも対応するという。こちらの対象は全GeForce RTXで、フレーム生成とは対象範囲が異なる。
かんたんに言うと、描画の「下ごしらえ」
Advanced Shader Deliveryは、料理の下ごしらえを別の場所で済ませ、調理する人に届ける仕組みにたとえられる。ゲーム画面を描く前の準備をクラウド側で行い、PCに合う形で渡すわけだ。
ここで届くのは、ゲームの映像そのものではなく、描画のための処理済みデータだ。ゲームを取得・更新する際に、その準備済みのデータも受け取る構成になっている。
NVIDIAは、この機能で起動時の処理待ちや、プレイ中の描画の途切れを解消するとしている。これは同社の説明であり、今回の記事で実際の動作を検証したものではない。
日本では
日本での提供は発表されていない。資料には、日本向けの提供時期や日本語への対応も書かれていない。アプリや公式サイトから入手できるという案内と、日本での提供状況は分けて受け止める必要がある。
まとめ
今回の更新の注目点は、描画の準備をクラウドで済ませ、対応するPCへ届ける仕組みだ。対応作品では、遊び始めるまでの待ち時間や、プレイ中の描画の途切れを減らせる可能性がある。利用には、作品ごとの対応と必要なアプリの確認が重要になる。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。