JBL、楽曲をAIで分離するアンプ2機種を発表、練習用の音源にも対応
ハーマンインターナショナルが、楽曲をAIで分離するJBLのアンプ2機種を発表した。日本で2026年10月30日発売予定。練習用の音源を作る機能を備え、Bluetoothスピーカーとしても使えるとしている。
ガジェット- ●JBLが楽曲の歌声やギターなどを分離するアンプ2機種を発表
- ●日本で2026年10月30日発売予定
- ●音の分離機能は非営利目的でのみ使用するよう求めている
自宅でギターや歌を練習する人にとって、楽曲から練習用の伴奏を用意するための機器だ。
楽曲の一部を分離して練習する方法が、持ち運べるアンプでの選択肢になる可能性がある。
ハーマンインターナショナルは2026年10月13日、JBLのAI(人工知能)搭載アンプ2機種の一般販売を発表した。「JBL BandBox Solo」と「JBL BandBox Trio」は、日本で2026年10月30日発売予定だ。
楽曲の音を分けるアンプ
両機種は、楽器などの音を増幅する持ち運び用アンプだ。Bluetooth(機器を無線でつなぐ通信方式)スピーカーも兼ねる。
特徴は、楽曲の音を分離する機能「STEM AI」だ。同社によると、Bluetoothで再生する楽曲を、その場で解析できる。ボーカル、ギター、リズムパートを分離できるとしている。
処理は本体内で行うという。クラウドと呼ばれるインターネット上の処理設備を使わず、音を分離できるとしている。
かんたんに言うと、伴奏の一部を抜く仕組み
楽曲を、歌声や楽器の音が重なった一枚の絵にたとえる。その絵から、ギターに当たる部分を分けて取り出すような考え方だ。
同社によると、分離した楽曲は「マイナスワン音源」に使える。これは、練習する楽器などのパートを抜いた伴奏音源のことだ。楽曲をただ聴くだけでなく、自分が演奏する部分を空けて練習するための機能である。
ただし、音を分離できることと、自由に利用できることは別だ。「STEM AI」は非営利目的でのみ使うよう求めている。楽曲の利用には著作権法の順守が必要で、権利者の許可が必要な場合もある。
日本では用途に合わせて2機種を選ぶ
「JBL BandBox Solo」は、日常の練習や自宅でギター、ボーカルを楽しむ人向けだ。「JBL BandBox Trio」は、バンドや複数人での演奏向けとなる。後者は、4系統の音を混ぜて調整する4チャンネルミキサーを備える。
JBLオンラインストア販売価格は次のとおりだ。いずれも日本で2026年10月30日発売予定となっている。
- JBL BandBox Solo:54,890円(税込)
- JBL BandBox Trio:132,000円(税込)
両機種は、アンプの音を再現するアンプシミュレーターを内蔵する。音に効果を加えるエフェクトも備える。
練習用には、音程を合わせるチューナーと、拍子を刻むメトロノームを搭載する。演奏を繰り返し再生するルーパーもある。同社によると、「JBL One」アプリで音や練習用機能を調整できる。
まとめ
今回の2機種は、音を鳴らす役割と、楽曲を分離して練習に使う機能をまとめたアンプだ。自宅中心か、複数人で演奏するかで対象が分かれる。
発売後は、手持ちの楽曲を使った練習の選択肢になる可能性がある。ただし、分離した音源の利用にも、非営利目的という条件や著作権への配慮が必要だ。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月14日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。