Google Beamが日本向け出荷開始、相手を立体映像で映す企業向け通信
GoogleはGoogle Beamの日本向け出荷開始を発表した。通常の映像をAIで立体映像に変え、相手の表情や視線を伝える企業向けのビデオ通信基盤だ。Google MeetやZoomとも連携できるとしている。
- ●Google Beamの日本向け出荷開始を発表
- ●Googleによると、通常の映像を立体映像に変換
- ●Google MeetやZoomと連携できるとしている
離れた相手と仕事をする人に関わる、表情や視線も伝えることを目指した企業向けの通信基盤だ。
顧客への展開と並行して、Google社内でもGoogle Beamの導入が広がる可能性がある。
Googleは2026年10月5日、Google Beamの日本向け出荷開始を発表した。企業での共同作業向けに開発された、相手を立体映像で映すビデオ通信基盤だ。
何が発表されたのか
Google Beamは、離れた相手とのやり取りに使う通信の仕組みである。ハードウェアパートナーと「HP Dimension with Google Beam」として展開する。Googleによると、Google MeetやZoomと連携できる。
特徴は、相手の姿を平面的な映像のまま表示しないことだ。Googleによると、独自のAI(人工知能)が通常の2D映像を、リアルタイムで3Dの立体映像に変換する。GoogleのAIとGoogle Cloudの基盤を組み合わせている。
かんたんに言うと
たとえるなら、画面の中の相手を「写真のように見る」状態から、「奥行きのある姿として見る」状態へ変える仕組みだ。このたとえは、表示の違いを説明するものである。
Googleは、AIによる映像とライトフィールドディスプレイを組み合わせたとしている。ライトフィールドディスプレイは、ここでは立体感や奥行きのある映像を表示するための画面だ。同社によると、どの角度から見ても相手を自然な3D映像で表示できる。
また、相手と視線を合わせ、細かな表情や仕草を読み取れるとしている。映像を立体的にすることに加え、会話中の視線や表情の伝わり方も重視した仕組みだ。
日本ではどうなるのか
Google Beamは2026年9月、日本を含む6カ国向けに出荷を開始した。2026年10月5日は、日本向け出荷開始を発表した日であり、出荷を始めた月とは異なる。
今回の対象は企業での共同作業向けの通信基盤である。日本での価格や日本語への対応については、発表に記載がない。
Googleは自社オフィスや初期ユーザーとのテストで検証した。同社によると、直近8週間の社内調査では次の結果が得られた。
- 使用チームは互いのつながりを50%強く感じた。
- フィードバックが明確に伝わったと感じる割合が33%向上した。
- 次回会議の必要性が21%減少した。
これらはGoogleが示した社内調査の結果である。
まとめ
Google Beamは、立体映像を通じて表情や視線を伝える企業向けの通信基盤だ。日本向けの出荷は始まっているが、価格や日本語への対応は発表から確認できない。
Googleは顧客への展開と並行し、社員への導入拡大にも意欲を示した。今後は同社内でも、共同作業にGoogle Beamを使う場面が増える可能性がある。