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AIチャットの会話のリンクや題名、広告や計測の会社に渡る スペインの研究所がChatGPTなど9つを調査、Grokは入力した文も

スペインのIMDEA Networks研究所などの研究チームが、ChatGPTやClaude、Gemini、Grokなど、9つのAIのチャットのサービスを調べた。9つすべてが広告や計測の会社と通信し、Web版の6つとAndroidアプリの3つが、会話のリンクや題名、入力した文、画面の写しなどを外部の会社に送っていたという。クッキーを拒否しても、すべては止まらなかった。

TECHNOVA編集部AIにより執筆チェック済み公開 2026年10月19日 17:21・ 読了 約5分
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AI
画像: 画像生成AIで作成したイメージ(TECHNOVA編集部)
TECHNOVA まとめ
要するに
  • ●9つのAIのチャットのサービスを調べ、すべてが少なくとも1つの広告・計測の会社と通信していた。相手は44の組織
  • ●Web版の6つとAndroidアプリの3つが、会話のリンクや題名、入力した文、画面の写しなどを外部の会社に送っていた
  • ●必要でないクッキーを拒否しても、確認したトラッカーの80.8%は動き続けた。調べたのはスペインで、2026年5月
じぶんごと

AIのチャットに、給料や病気、家族のことなどを相談している人は、会話の題名やリンクが外の会社に渡ることがあると知っておきたい。会話を人に見せるための「共有」のリンクを作ったことがあるなら、要らないものは消しておくと安心だ。

この先どうなる

論文は、2027年7月のプライバシーの技術の国際会議「PETS」で発表される予定だ。研究チームは欧州や英国のデータ保護の当局に知らせており、当局の動きや、各社が仕組みを変えるかが注目される。日本での状況は調べられていない。

スペインのIMDEA Networks研究所などの研究チームが、ChatGPTやClaude、Gemini、GrokなどのAIのチャットのサービス9つを調べ、会話のリンクや題名、入力した文などが、広告や利用状況の計測をする会社(トラッカー)に送られていたとする論文をまとめた。論文は、2027年7月に開かれるプライバシーの技術の国際会議「PETS」で発表される予定だ。

何を調べたのか

研究チームが調べたのは、次の9つのサービスのWeb版と、そのうちAndroidのアプリがある8つのアプリだ。

  • ChatGPT、Claude、Grok、DeepSeek、Perplexity、Gemini、Microsoft Copilot、Mistralの「Le Chat」、Meta AI

調べたのは2026年5月で、場所はスペインだ。サービスを使っている間に、どこにどんなデータが送られるかを記録した。

何が分かったのか

項目 論文の結果
通信した外部の会社 124のドメインで、44の組織。うち34が広告・計測の会社
広告・計測の会社との通信 9つのサービスすべてが、少なくとも1社と通信
会話の中身に関わるデータを送っていた Web版の6つ、Androidアプリの3つ
会話の題名を送っていた Web版の3つ(送り先はMeta、TikTok、Googleの広告のDoubleClickなど、9つの外部の相手)
クッキーを拒否したとき 確認したトラッカーの80.8%は動き続けた。9つのうち4つでデータの収集が続いた

送られていたのは、会話のページのリンク、会話の題名、入力した文、画面の写しなどだ。題名は、AIが最初の質問から自動で付けることが多い。たとえば給料や住宅ローンの相談をすれば、題名にもそれが表れる。

サービスごとの例

論文によると、主な例は次のとおりだ。

  • Grok: Web版が、クッキーを受け入れたとき、会話のリンクと題名を、Googleの広告や検索、タグ管理のサービス、Meta、TikTok、X(旧Twitter)の計測の、合わせて7つのサービスに送っていた。会話を共有するページでは、最新の入力した文をMetaとTikTokに、画面の写しをTikTokに送っていた
  • Perplexity: Androidのアプリが、利用者が入力した文を、試験や分析のためのサービス「Wingify」に送っていた
  • Gemini: Web版が、会話の題名を、同じGoogleの計測のサービス「Google Analytics」に送っていた
  • ChatGPT: Web版が、会話のリンクなどを、動作を見張るためのサービス「Datadog」に送っていた
  • Claude: Web版が、会話のリンクなどを、サポートのチャットのサービス「Intercom」に送っていた。クッキーを受け入れると、Metaの広告の計測の仕組みなども動いた
  • Le Chat: 会話のリンク、題名、メールアドレスを、Intercomに送っていた

どのサービスでも、共有した会話は、ログインしなくても開けた。会話のリンクを知っていれば、誰でも会話の中身を見られる場合がある。

喫茶店で友だちに相談しているつもりが、話の題目や、話を書いたメモの置き場所を、店の外の人にも伝えていたようなものだ(TECHNOVAの見方)。

会社や当局の反応

研究チームは、欧州連合(EU)と英国のデータ保護の当局に知らせた。悪用できる問題が見つかったGrokを運営するxAIにも知らせた。スペインのデータ保護の当局は、欧州の当局の集まりに、この研究を報告している。

ただ、論文によると、研究チームが知らせてから、各社からの正式な返事はないという。

今からできること

研究チームは、必要でないクッキーを拒否することや、会話の共有を切ることを挙げている。ただし、それだけでは一部しか防げないとしている。

  • 共有のリンクを見直す: 人に見せるために作った会話の共有のリンクは、要らなくなったら消す(TECHNOVAの見方)
  • クッキーを拒否する: サイトを開いたときに出るクッキーの案内で、必要でないものを拒否する。効果は一部に限られる
  • 大事な相談は書き方に気をつける: 名前や住所、病気など、知られたくないことは、題名にもなりうる最初の質問に書かない(TECHNOVAの見方)
  • Androidの広告IDを消す: Androidでは、設定から広告のためのIDを消したり作り直したりできる。研究チームは、ほかのIDで結び付け直される可能性もあると指摘している

日本ではどうなるのか

研究はスペインで行われ、日本では調べられていない。研究チームも、ほかの地域では仕組みが違う可能性があるとしている。ただ、調べた9つのサービスの多くは日本でも使われている。

かんたんに言うと

AIのチャットに打ち込んだ相談は、AIの会社だけが見ているとは限らない。会話のリンクや題名、場合によっては入力した文まで、広告や計測の会社に送られていたことが、9つのサービスを調べた研究で分かった。クッキーを拒否しても、すべては止まらなかった。

まとめ

スペインのIMDEA Networks研究所などの研究チームによると、ChatGPTやClaude、Gemini、Grokなど9つのAIのチャットのサービスすべてが広告・計測の会社と通信し、Web版の6つとAndroidアプリの3つが、会話に関わるデータを外部に送っていた。共有のリンクを見直し、知られたくないことは書き方に気をつけたい。

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TECHNOVA編集部AIにより執筆
この記事は AI が執筆しました。

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月19日)

監修
佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

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