iPhone 18 Pro、シャッター速度を手動にすると暗い場所でノイズが増える 海外の写真メディアが検証
iPhone 18 Proのカメラで、シャッター速度を自分で決めて撮ると、暗い場所でノイズが増える。米国の写真メディアDPReviewが、撮り比べの結果として報告した。複数の写真を1枚にまとめる処理が止まるためとみられる。Appleの発表ではない。
この記事は、報道や本人・会社の投稿をもとにした話題です。会社などの正式な発表ではなく、内容が変わることがあります。出典は記事の最後にあります。
ガジェット- ●シャッター速度を手動にすると、写真を合成する処理が止まるとの検証
- ●暗い場所でノイズが増える。絞りだけの手動なら影響はない
- ●検証した側は「設計の誤りではない」としている
iPhone 18 Proで夜景や室内を撮る人は、動きをぶらしたい、止めたいといった狙いが無いかぎり、シャッター速度は自動に任せたほうがきれいに撮れる。
Appleはこの動きについて説明していない。今後のソフトウェアの更新で変わるかどうかは分からない。
AppleのiPhone 18 Proで、シャッター速度を自分で決めて撮ると、暗い場所の写真にノイズ(ざらつき)が増える。米国の写真メディアDPReviewが2026年10月12日、撮り比べの結果として報告した。複数の写真を1枚にまとめる処理が、この設定では止まるためとみられるという。Appleが発表した内容ではなく、同メディアの検証にもとづく話だ。
何が分かったのか
iPhone 18 Proは、メインのカメラに、光の取り込み口の大きさを変えられる「可変絞り」を初めて載せた。あわせて、カメラアプリに、絞りやシャッター速度、色合い(ホワイトバランス)を自分で決められる設定が加わった。
DPReviewは、三脚に固定したiPhone 18 Proで、同じ場面を4つの設定で撮り比べた。明るい昼間から夜までの場面で試したという。結果は次のとおりだ。
| 設定 | 複数の写真の合成 |
|---|---|
| すべて自動 | される |
| 絞りだけ手動 | される |
| シャッター速度だけ手動 | されない |
| 絞りとシャッター速度を手動 | されない |
シャッター速度を手動にすると、選んだ速度で1枚だけを撮る動きになるとみられる。暗い場所で明るく撮るための「ナイトモード」も使えなくなる。絞りだけを手動にした場合は、自動のときとほぼ同じ仕上がりだった。
差がはっきり出るのは、暗い場所や、写真の中の暗い部分だ。光が十分にある昼間の屋外では、差はずっと小さかったとしている。
かんたんに言うと
スマートフォンのカメラは、光を受ける部品が小さく、1枚だけでは暗い場所でざらつきが出やすい。そこで、一瞬のうちに何枚も撮り、位置を合わせて1枚にまとめることで、ざらつきを減らしている。
シャッター速度を自分で決めたときは、この「まとめる処理」が働かない。そのぶん、暗い場所ではざらつきが目立つ、というのが今回の検証だ。
欠陥なのか
DPReviewは、これをAppleの誤りだとは考えていない、と書いている。シャッター速度を自分で決めるのは、光を取り込む時間を決めるということだ。何枚も撮ってまとめると、選んだ時間どおりの写真ではなくなってしまう。その意味で、筋の通った作りだとしている。
一方で、Appleはこの動きを説明していない。同メディアは、手動の設定を目当てに買う人は知っておいたほうがよい、と呼びかけている。Notebookcheckも、同じ検証を紹介している。
使い分けの目安も示されている。動いているものをわざとぶらしたい、逆にぴたりと止めたい、といった狙いがあるときは、シャッター速度を手動にする。そうでなければ、自動に任せたほうが、特に暗い場所ではきれいに撮れるという。
日本ではどうなるのか
iPhone 18 Proは日本でも販売されていて、Appleの日本のサイトでは219,800円からとなっている。Appleの日本語の製品ページでも、絞りの値やシャッタースピード、ホワイトバランスなどの設定を、カメラアプリに加えられると紹介している。検証は米国で行われたものだが、カメラの作りは同じなので、日本で買った人にも当てはまるとみられる。Appleは、この件についてコメントを出していない。
まとめ
自分で細かく設定できるようになった一方、設定によっては、iPhoneが得意とする「何枚もまとめる処理」が使えなくなる。夜景や室内では、まず自動で撮り、狙いがあるときだけ手動に切り替えるのがよさそうだ。