GoogleがFlo Healthと女性の健康支援で提携、アプリ連携を計画
GoogleはFlo Healthとの複数年の提携を発表した。2027年初めから、同意を得て月経周期と睡眠などのデータを連携する予定だ。共有の同意はいつでも撤回できるとしている。日本での提供は発表されていない。
IT- ●GoogleがFlo Healthと女性の健康支援で提携
- ●2027年初めから月経周期と睡眠などのデータを連携予定
- ●データ共有には個別の同意が必要で、いつでも撤回できる
月経周期や睡眠を記録する人に関わる提携だが、日本での提供は発表されていない。
両社は共同研究と新製品の開発も計画しており、女性の健康を支える取り組みが広がる可能性がある。
Googleは2026年10月12日、女性の健康支援でFlo Healthとの提携を発表した。複数年にわたり、日々の健康管理や女性の健康に関する取り組みを共同で進める。
月経周期と睡眠などの記録を連携
Googleによると、Flo Healthは毎月8,000万人以上の女性が利用している。今回の提携では、月経から妊娠、更年期移行期までを含む健康状態の把握を目指す。更年期移行期とは、更年期へと移っていく時期のことだ。
2027年初めから、Flo HealthアプリとGoogle Healthの同期を可能にする予定だ。同期とは、アプリ同士でデータを共有することを指す。Google Healthアプリのデータも、Flo Health側で利用できるようにする予定だ。
Googleによると、同意を得て月経周期データを健康指標と結び付ける。対象は安静時心拍数、心拍変動、皮膚温、睡眠段階だ。安静時心拍数は休んでいるときの心拍数を指す。心拍変動は心拍と心拍の間隔の揺らぎ、皮膚温は皮膚の温度だ。睡眠段階は、眠りの状態を区分したものである。
かんたんに言うと、別々の健康日記をつなぐ
今回の連携は、別々に付けていた健康日記をつなぐイメージだ。一方に月経周期、もう一方に睡眠や体の状態が記録されている。それらを結び付け、健康状態を把握するための取り組みである。現時点では予定であり、連携が始まったという発表ではない。
扱うのは個人の健康に関するデータだ。Googleによると、アプリ間の共有は利用者が明示的に同意した場合に限る。データの種類と利用目的ごとに、個別の同意を求めるとしている。同意はいつでも撤回できる。
さらにGoogleは、共有されたFloのデータを広告に使ったり、販売したりしないとしている。同社の健康基盤を経由して、他アプリや開発者に渡すこともないという説明だ。連携するデータの内容だけでなく、共有先と用途も確認したい点である。
日本では提供の発表なし
日本での提供は発表されていない。今回の資料には、日本で利用できるか、提供時期、日本の価格、日本語への対応は書かれていない。2027年初めという連携予定を、日本での開始時期として受け取ることはできない。
まとめ
提携はアプリの連携だけではない。両社は、これまで十分に研究されていない女性の健康課題の共同研究を計画している。候補には更年期移行期、妊娠、出産後の回復などが挙がる。
女性向けに設計した新製品も共同開発する予定だ。Floの健康知見やアルゴリズム、つまり情報を処理する手順を活用する。これにGoogleの装着型機器と、体の状態などを測るセンサー技術を組み合わせる計画だ。日々の記録から研究や製品開発へと、支援の取り組みが広がる可能性がある。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月12日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。