レノボのタブレット「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」で火災 消費者庁が「製品が原因と疑われる事故」に分類 電池の発熱か、原因は特定できず
消費者庁は10月20日、レノボ・ジャパンのAndroidタブレット「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」(型番ZA870041JP)と周りが焼けた2025年8月の火災を、「製品が原因と疑われる事故」として公表した。内蔵の電池が異常に熱くなって火が出たと推定されるが、電池の焼け方がひどく、熱くなった原因は分からなかった。
ガジェット- ●消費者庁は10月20日、2025年8月に兵庫県で起きた「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」(型番ZA870041JP)の火災を、「製品が原因と疑われる事故」として公表した
- ●内蔵のリチウムポリマー電池のセルが異常に熱くなって火が出たと推定されるが、焼け方がひどく、熱くなった原因は特定できなかった
- ●2025年9月には「製品が原因かどうか分からない事故」として公表しており、調査を経て分類が変わった。リコールは出ていない
家に「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」がある人は、型番を確かめておきたい。ふくらみ、ふだんより強い発熱、においなど、いつもと違う様子があれば使うのをやめ、レノボに相談したい。充電は、布団やソファの上を避け、目の届く場所でしたい(TECHNOVAの見方)。
消費者庁は、公表した内容は速報の段階で、今後の情報や調査によって変わることがあるとしている。10月21日の時点で、この機種のリコールは消費者庁のリコール情報サイトに載っていない。レノボが何らかの案内を出すかが注目される。
消費者庁は2026年10月20日、レノボ・ジャパンのAndroidタブレット「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」で起きた火災を、「製品が原因と疑われる事故」として公表した。内蔵の電池が異常に熱くなって火が出たと推定しているが、なぜ熱くなったのかは特定できていない。
何が起きたのか
消費者庁の資料によると、事故の概要は次のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起きた日 | 2025年8月28日 |
| 場所 | 兵庫県 |
| 製品 | タブレット端末「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」 |
| 型番 | ZA870041JP |
| 事業者 | レノボ・ジャパン合同会社 |
| 被害 | 火災 |
| 事故の内容 | 異音がしたので確かめると、タブレットと周りが焼ける火災が起きていた |
調べた結果、タブレットに入っているリチウムポリマー電池のセル(電池の本体)が異常に熱くなって火が出たと推定された。ただ、セルの焼け方がひどく、なぜ異常に熱くなったのかは突き止められなかったという。
なお、ASCII.jpは事故が起きた日を2026年8月28日と伝えているが、消費者庁の資料では令和7年、つまり2025年8月28日だ。
なぜ今、公表されたのか
この事故は、2025年9月12日に消費者庁へ報告され、9月17日には「製品が原因かどうか特定できていない事故」として一度公表されていた。その後の調査を経て、今回、「製品が原因と疑われる事故」に分類を改めた。
消費者庁は、製品の事故のうち、命や体に大きな被害が出たり、火災になったりした「重大製品事故」を、メーカーなどからの報告をもとに公表している。今回の資料では、このタブレットのほか、電子レンジや充電式の掃除機など、7件が「製品が原因と疑われる事故」に入った。
どんなタブレットなのか
Lenovo Tab M8 (3rd Gen)は、レノボ・ジャパンが「家族で使える8.0型ファミリータブレット」とうたう、8型のAndroidタブレットだ。ASCII.jpによると2021年に発売され、事故が起きた型番ZA870041JPは、国内で家電量販店向けに売られたモデルだという。
かんたんに言うと
スマートフォンやタブレットの電池は、小さな中に多くのエネルギーをためている。ふだんは安全に使えるが、何かの理由で中が傷むと、急に熱くなって火が出ることがある。今回は、焼け方がひどく、その「何かの理由」までは分からなかった、という事故だ。
日本ではどうなるのか
型番のZA870041JPは、日本向けのモデルだ。10月21日の時点で、消費者庁のリコール情報サイトに、この機種のリコールは載っていない。
消費者庁は、今回の公表はメーカーなどからの報告の概要で、速報の段階のものだとしている。今後の調査などによって、内容が変わったり、取り消されたりすることもある。
まとめ
消費者庁は、2025年8月に兵庫県で起きた「Lenovo Tab M8 (3rd Gen)」の火災を、「製品が原因と疑われる事故」として公表した。内蔵の電池が異常に熱くなって火が出たと推定されるが、原因は特定できていない。リコールは出ていないが、持っている人は型番を確かめ、ふくらみや異常な発熱がないか気にかけておきたい。
チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)
代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。